組み立てた後は、1週間ほどThink Lab HOMEを自宅に設置して使ってみたが、横壁と前壁に囲まれた状態はとても気持ちよく、周囲の余計なものが視線に入ってこないので集中して仕事ができるという印象だ。天板に肘をついて画面を見ることもできるし、タイピングに至っては普通に机の上でやっている感触と全く変わらず、“紙素材のチープさ”はない。
1つだけ難点を挙げるとすれば、作業をしていると横揺れすることだ。本体は下部の横壁2枚で支えられているだけなので、左右に揺れてしまう。この点は、KOMORUで感じられなかった部分だ。
横揺れがどのように発生するかというと、例えばキーボードから手を放してマウス操作し、再び入力しようとしたときに、手首の着地による振動が若干発生し、それに伴う横揺れが起きてしまう。気になるほど大きな揺れではないものの、ここはやはり下壁も3枚体制で作った方がよかったのではないかと思う。このあたりは組み立て説明書にも注意書きがあるので仕方ないとも言えるのだが。コスト的にもあまり変わらないような気がするのだがどうだろうか。
上で挙げた不満はあるものの、手軽に1人スペースを確保するという点では、とてもよい選択肢だ。軽いので作るのも簡単で、他の場所に移すことも手軽にできる。いったん組み上げたものを解体して再組み立てをすると、強度が低くなるという注意書きが組み立て説明書にはあるものの、いざとなればバラして保管しておくことも可能だ。そして何と言っても求めやすい価格が非常に魅力的だろう。
Think Lab HOMEのWebサイトを見ると、今回紹介したThink Lab HOMEに加え、もう少しサイズ大きい「Think Lab HOME+」という製品も登場する予定だ。価格などは発表されていないが、Think Lab HOMEを踏まえると、それほど高くはないのではと期待が持てる。折りたたんでしまえるのもユニークだ。
また、これ以外にイメージに合わせたアロマが発売されており、ライトやアプリなども登場するようだ。これらのグッズを取り入れて、在宅ワークをより快適にこなせるように作り上げるのも一興だろう。今後の展開が楽しみだ。
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