ASUSが新型ゲーミングノートPCを発表 「ROG Zephyrus M16」「ROG Zephyrus S17」など(2/3 ページ)

» 2021年05月12日 14時55分 公開
[井上翔ITmedia]

ROG Zephyrus S17

 「ROG Zephyrus S17」は、チルト機構付きのキーボードと、それを生かした冷却機構を備える17.3型ゲーミングノートPCだ。

ROG Zephyrus S17 ROG Zephyrus S17
キーボード キーボードは画像のように持ち上がるようになっている(YouTube動画より、以下同)

 CPUはCore H45プロセッサで、モデルによってCore i7-11800H(2.3GHz〜4.6GHz、8コア16スレッド)またはCore i9-11900Hを搭載する。独立GPUはGeForce RTX 30シリーズで、モデルによってGeForce RTX 3060、GeForce RTX 3070、またはGeForce RTX 3080を採用する。Zephyrus M16と同様に、CPUとCPUクーラーの間には液体金属のグリスを塗布している。

 メインメモリはDDR4-3200規格で、最大48GBまで搭載できる(※)。SSD用のM.2スロットはPCI Express 4.0接続に対応するものを3基搭載しており、RAID0の構成も可能だ。標準搭載されるのは、モデルによって「1TB×3」または「2TB×3」となる。

(※)オンボードメモリが16GBの構成の場合(オンボード16GB+モジュール32GB)。オンボードメモリが8GBの構成は、最大40GBとなる(オンボード8GB+モジュール32GB)

 ディスプレイは、アスペクト比16:9でIPS相当の技術を利用した17.3型液晶を搭載している。最大解像度とリフレッシュレートの設定は、モデルによって「WQHD(2560×1440ピクセル)/165Hz」または「4K(3840×2160ピクセル)/120Hz」となる。どちらの仕様でも応答速度は3msで、DCI-P3が定める色域を100%カバーし、工場で色味の調整(キャリブレーション)を行った上で出荷される。Pantoneの認証も取得している。表示同期技術については、WQHD液晶モデルはAdaptive-SyncとG-SYNCの両方に対応し、4K液晶モデルはAdaptive-Syncにのみ対応する。

 ディスプレイの上部には、720p(1280×720ピクセル)撮影に対応するWebカメラを搭載している。スピーカーは6基構成で、Dolby Atmosによるサラウンド再生も可能だ。

WQHD WQHDディスプレイはAdaptive-Syncに加えてG-SYNCにも対応する
4K 4KディスプレイはAdaptive-Syncにのみ対応する

 キーボードはテンキー付きで、光学センサー式のメカニカルスイッチを採用している。キー単位で制御できるRGBライティングも備える。キーストロークは約1.9mmだ。先述の通りチルト機構も備えており、CPUなどが発する熱をキーボードから「遠ざけて」くれる。F1〜F2キーの上部には、機能のカスタマイズに対応するマルチホイールが搭載されている。

 ポート類は、Thunderbolt 4(USB4)端子、USB 3.1 Type-C端子、USB 3.1 Type-A端子×3、HDMI 2.0b出力端子、3.5mmイヤフォン/マイクコンボジャック、SDメモリカードスロット、有線LAN端子を備えている。

 Thunderbolt 4端子とUSB 3.1 Type-C端子はUSB Power Delivery(USB PD)による電源入力(100W)とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。バッテリーの容量は90Whだ。

 ワイヤレス通信は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.2に対応する。ボディーサイズは約394.9(幅)×264.3(奥行き)×19.9(厚さ)mmで、重量は2.6kgとなる。

マルチホイール キーボードのF1〜F2キーの上部にはマルチホイールを備える
4方向排気 排熱は4方向から行われる

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