税込み4万円台から買える! ベーシックノートPC「mouse C4」を試してみた(2/3 ページ)

» 2021年06月17日 12時00分 公開
[マルオマサトITmedia]

Wi-Fi 6対応でUSB Type-C端子も装備

 通信機能は、Wi-Fi 6対応の無線LANとBluetooth 5.0を標準で装備する(下位モデルではWi-Fi 5)。最新のWi-Fi 6では通信の仕組みが大きく改良されており、転送速度の理論値だけでなく実効性能も改善されている。特に複数のデバイスが同時に通信するような状況ではアドバンテージがある。低価格PCでは旧来のWi-Fi 5にとどまることも多いだけに、強調できるポイントだろう。

 USBは、Type-CとType-A両方のUSB 3.1端子と、USB 2.0端子を搭載する。ディスプレイ出力用のHDMI端子があり、microSDメモリーカードスロットやオーディオなど、一通りの端子を備える。

 画面の上部には、Webカメラとノイズキャンセル機能付きマイクも装備する。CPUの性能的に、バーチャル背景など高い負荷のかかるオプションは利用できないが、基本的なビデオ通話は十分にこなせる。

mouse C4 前面に端子類はない。液晶ディスプレイとボディーの間には保護用のゴムがあり少し隙間があるため、指を引っ掛けやすい
mouse C4 背面もフラットだ。ヒンジの内側に放熱口がある
mouse C4 左側面には電源ボタンの他、3.5mmのヘッドフォン/マイク兼用端子、microSDメモリーカードスロット、USB 2.0端子、セキュリティロック・スロットがある
mouse C4 右側面にはACアダプター、HDMI、Type-CとType-A両方のUSB 3.1といった各端子がある
mouse C4 マイクはノイズキャンセル機能を備えている

画面は14型フルHDで視認性は良好

 液晶ディスプレイは14型で、1920×1080ピクセルの解像度に対応する。ノングレア(非光沢)仕上げなので、外光や照明などは映り込みにくい。

 液晶の配向方式については記載がないが、評価機を見る限り、視野角は上下/左右とも広く、発色の傾向からもIPS系と思われる。実測した色域は広くはないが、ギラつくようなこともなく、見た目の印象は良い。また、ヒンジの角度は180度まで開くので見やすい角度に自由に調整できる。

mouse C4 液晶ディスプレイのサイズは14型で、画面解像度は1920×1080ピクセルに対応する。ノングレア仕様で映り込みは少ない
mouse C4 エックスライトのカラーキャリブレーションセンサー「i1 Display Pro」の測定結果。輝度は213ニトだった
mouse C4 i1 Display Proで作成したICCプロファイルをPhonon氏制作の色度図作成ソフト「Color AC」で表示した。実線が本製品、点線がsRGBの色域だ。カバー率は67%だった
mouse C4 液晶ディスプレイは180度まで開く

 キーボードはアイソレーションタイプだ。キーピッチは実測で縦横ともに約19mm確保する。カーソルキーなど多少のデフォルメはあるが、比較的クセの少ない配置だ。

 キーストロークは最近のノートPCとしてもやや浅めで、上位機種と比べるとキートップの素材も薄く、やや頼りなさはあるが、スイッチの感触は悪くない。パームレストは広く安定感があり、軽い力で入力することに慣れれば長文入力も軽快にできそうだ。

mouse C4 約19mmピッチの正方キーボード(キートップは約14.5mm×14.5mm)を備える。カーソルキーが小さく、PageUp/Downキーがあるためミスタイプをしがちだが、それ以外は不規則な配列もなく、至ってシンプルだ

 最後に、ベンチマークテストで本機の実力を見ていこう。

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