マウスコンピューターの「mouse C4」は、Celeron N4100のCPU、14型フルHD液晶ディスプレイを搭載し、税込みで4万3780円(送料別)からと手軽に購入できるノートPCだ。
OSとスペックの異なる3種類のモデルが用意される。8GBメモリ、256GB SSD、Windows 10 Homeを採用した最上位モデルの評価機(同6万5780円)を入手したので、レビューしていこう。
mouse C4は低価格な製品だが、外観からはチープな印象は受けない。素材は樹脂製と思われるが、カッチリとタイトに組み上げられている。
天板、キーボード部はサンドブラスト風のガンメタリック塗装が施されているが、表面加工が秀逸で、汚れにくく指紋も付きにくい。サラッとした感触で持ちやすく仕上がっている。天板はヒンジ側の端にマットブラックの差し色、中央にマウスコンピューターのシンボルをグレーで配置した落ち着いた雰囲気が印象的だ。
ボディーの具体的なサイズは、約325(幅)×219.3(奥行き)×19(厚さ)mm、重量は約1.3kgだ。付属のACアダプターも電源ケーブル込みの実測で197gと小型軽量で持ち運びは楽にできる。公称のバッテリー駆動時間も約8.5時間と実用十分だ。
CPUはIntelのCeleron N4100(4コア4スレッド、1.1GHz〜2.4GHz)を採用する。省電力優先のいわゆる「Atom系」のCPUだ。Core iシリーズとは異なるマイクロアーキテクチャ(命令処理のしくみ)を採用しているため、コア数や周波数などは単純に比べることはできない(同じコア、周波数のCore iシリーズより遅い)。
クリエイティブ用途やゲームには向かないが、メモリが8GB、ストレージも256GBのSATA SSDなので、事務処理やテキスト処理中心のベーシックなビジネス用途には十分な性能がある。
一方、省電力性には優れており、ファンレスで冷却できたり、少ないバッテリーで長時間駆動ができたりするメリットがある。本製品もファンレス設計だ。
続いて、液晶ディスプレイやインタフェース回りを見ていこう。
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