先週、エアリアからUSB→PS/2変換ケーブル「コンバティーノ」が売り出された。価格は1000円前後(税込み、以下同)だ。1基のUSB Type-Aポートで、PS/2キーボードとマウスを同時に挿せる。ドライバレスで、キーボードとマウスのどちらか一方だけを接続することも可能だ。
入荷したパソコンSHOPアークは「昔から使い慣れたPS/2マウスを使い続けたいというゲーマーの方もいらっしゃいますし、欲しい人はけっこういそうです」と話していた。ゲーミングマウスは細部のフィット感やクリック感、重さなどを重視する人が多く、何年も同じ型番の製品を愛用する人は少なくないという。
PCパーツも同様に、使用環境やアプリなどの事情から長く使うケースもある。そして、近年は使用スパンが伸びる傾向があるという。あるベテラン店員さんは「市場の成熟といいますか、進化速度が緩やかになったといいますか、最近は『5年前の環境だと絶望的に使えない』といったことはなくなりました。個人の方でも10年前の環境そのままで使っていて、維持したいから同じ型番を探しているという人もいましたね」と語る。
そうした層に刺さりそうなのが、今夏から再び出回っているBIOSTARのマザー「H61MHV3」と「H81MVH3」だ。ともにmicroATX規格で、価格も7500円前後となる。
H61MHV3は2011年に登場したIntel H61チップセットを搭載しており、第2世代(Sandy Bridge)や第3世代(Ivy Bridge)のCore iシリーズに対応。H81MVH3は2013年登場のIntel H81チップセットを搭載し、第4世代(Haswell)Core iシリーズが載せられる。
入荷したTSUKUMO eX.は「このあたりのチップセットを搭載するマザーは保守用に息長く売れています。法人さんの需要が多いのかと思いますが、個人でSandy Bridgeを使っている方もいらっしゃいますし、層は案外厚いのかもしれません」と話していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.