GeForce RTX 3000シリーズのLHR(Lite Hash Rate)版ラッシュは今週も続いているが、LHR版の登場を機に、はっきりと価格が下がっているとの話を複数のショップで耳にした。
あるショップは「ASUSTeKなど一部のメーカーを除いて、LHR版を機に仕入れ値ベースで旧版と比べて1万円以上低くなっているんですよね。何というか足並みをそろえている感じがします」と話す。
LHR版があるのは、初登場が早かったGeForce RTX 3080/3070/3060 TiのGPUを搭載するグラフィックスカードだ。パッケージにLHR版のアイコンがプリントされている他、旧型番の末尾に「LHR」などを加えているパターンも多い。
値下がりを示す端的なケースとしては、今週登場したZOTACの「GeForce RTX 3070 AMP Holo LHR」がある。非LHRの旧版が14万円前後するのに対し、12万円弱となっている(価格は税込み、以下同様)。
別のショップは「あくまで推測レベルですが、上がりすぎたRTX 3000シリーズの価格を押し下げる圧力がメーカーにかかっているんじゃないかとウワサされていますね。旧版との併売が起きうるタイミングでここまでガクンと落ちるのは、メーカーの立場だと不自然ですから。半導体不足は続くものの、マイニング関連の熱はかなり落ち着いたので、早く正常化したいということなのかなと思いますね」と教えてくれた。
いずれにしろ、ユーザーとしてはうれしい方向の変化が起きているといえそうだ。
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