先週の新製品売り場では、MINISFORUMの超小型PCが異彩を放っていた。
同ブランドは2021年2月にRyzenシリーズを搭載した超小型PCをリリースして話題を集めたが、今回も8コア16スレッドのRyzen 7 PRO 4750Gを組み込んだ「X400 4750G」を投入している。価格は10万7000円前後(税込み、以下同様)だ。
4K/60fps出力に対応するHDMI 2.0とDisplayPort端子が同時に使える他、Wi-Fi 6や有線LAN端子も2基搭載している。16GBメモリと512GB SSD(M.2 NVMe/Type 2280)、64bit版Windows 10 Proは組み込み済みで、他にM.2(Type 2242)と2.5インチベイ(ともにSATA)にもストレージを追加可能だ。
入荷したパソコンSHOPアークは「Intel NUCの売れ筋はベアボーンで5万円くらいのモデルになります。用途によってはGPU性能が高くて完成品のX400 4750Gが需要を奪うこともありそうですね」と話していた。
ただ、異彩を放っていたのはさらに小型で薄い「N40」の方だ。2コア2スレッドのCeleron N4020と4GBメモリ、64GB eMMCを内蔵するWindows 10 Proマシンで、HDMIとD-Sub 15ピン(アナログRGB)端子を使ったデュアルディスプレイに対応する。内部はファンレス仕様で、ボディーサイズは約120(幅)×120(奥行き)×27(高さ)mmとなる。価格は2万円前後だ。
同店は「5〜6年前にはやったスティックPCに近い使い方ができそうです。ACアダプターやVESAマウントもセットになっているので、小回りの利くPCが欲しいシーンに入り込めるでしょう。サポート対象外になりますが、M.2 Type 2242(SATA)の空きスロットがあるのでストレージを増設する余地もある。いろいろな使い方ができそうです」と評価する。
その他、約113(幅)×125(奥行き)×30(高さ)mmのボディーを採用した小型スリムPCも2モデル投入している。4コア4スレッドのPentium Silver N5030搭載の「GK50」と、4コア4スレッドのCeleron J4125を搭載した「GK41」で、価格は順に3万5000円前後と3万円前後となる。
続いて、グラフィックスカードの新顔を見ていく。
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