もっと気軽にコンテンツ作成を――アドビが「Creative Cloud Express」を投入 モバイル+Web対応で無料プランもありSparkをリブランド+機能強化

» 2021年12月14日 15時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 アドビは12月14日、モバイル/Webブラウザ向けコンテンツ製作ツール「Adobe Spark」をリブランドし、「Adobe Creative Cloud Express(CCE)」として提供を開始した。無料で利用できるプランの他、月額1078円または年額1万978円(いずれも税込みで、初回3カ月間は無料)で利用できる「プレミアムプラン」や教育機関向けライセンスも用意されている。

 なお、既にAdobe Sparkを利用しているユーザーはCCEの同等プランに移行される。有料サブスクリプションサービス「Adobe Creative Cloud Express」の一部プラン(※1)の利用者も、追加料金なしでCCEのプレミアムプランを利用可能だ。

(※1)コンプリートプラン、フォトプラン

Web版 Adobe Creative Cloud Expressのトップ画面(Webブラウザ版、プレミアムプラン利用時)
アプリ Adobe Creative Cloud Expressのトップ画面(Androidアプリ版、プレミアムプラン利用時)

CCEの概要

 CCEは、アドビの理念である「すべての人に『つくる力』を」を体現すべく登場したという。SNSの投稿用画像からロゴ、チラシ、バナーまで、個人利用はもちろんビジネス利用にも耐えうる高品質なコンテンツを、アプリやWebブラウザを使って簡単に作れることが特徴だ。

アドビのAI(人工機能)技術「Adobe Sensei」を活用した編集機能も備えている。利用には「Adobe ID」または一部Webサービスのアカウント(※1)が必要となる。

(※1)Googleアカウント、Facebookアカウント、Apple ID(iOS/iPad OS用アプリのみ)

 CCEのユーザーは、以下のアプリを無料で利用できる。CCEのプレミアムプランに加入すれば、各アプリのプレミアム機能も利用可能だ。

  • アプリまたはWebブラウザから利用可能
    • Creative Cloud Express(旧Adobe Spark Post)
  • アプリから利用可能
    • Premiere Rush(動画の撮影/編集/共有)
    • Photoshop Express(静止画の編集)
    • Adobe Spark Video(動画からスライドショーを生成)
    • Adobe Spark Page(Webサイトの作成)

 無料プランには2GBのクラウドストレージが付帯する他、数千種類のテンプレート、デザインアセットや「Adobe Fonts」を利用できる。「Adobe Stock」に収録されている一部のロイヤリティーフリー写真も利用可能だ。

 プレミアムプランの契約者は、加えて以下の要素や機能も利用できる。

  • プレミアム機能(カットアウトの調整、サイズ変更、グラフィックのグルーピングなど)
  • PDFと他の画像形式との双方向変換/書き出し機能
  • 「Creative Cloudライブラリ」からテンプレートやアセットを作成/管理/共有
  • プレミアムテンプレート
  • プレミアムデザインアセット
  • Adobe Stockに収録されている“全て”のロイヤリティーフリー写真
  • Adobe Fontsの「ライセンスフォント」(2万種類超)
  • 100GBのクラウドストレージ
比較 無料プラン(左)とプレミアムプラン(右)で利用できる機能の比較

 既存のCreative Cloudとの大きな違いは、とにかく“簡単”ということに尽きる。無料で使えるテンプレートやアセットだけでも膨大な数が用意されており、文字列やアイテムの配置を変えるだけで高品質なアウトプットを実現できる。

テンプレート テンプレートを活用して簡単に高品質なコンテンツを作れることがCCEの魅力

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  2. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  3. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  4. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  5. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  6. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  7. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  8. 夜間もフルカラーで鮮明に記録できる「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ 5MP」が15%オフの7674円に (2026年06月10日)
  9. LGが4K有機EL TVの2026年モデルを発表 映像プロセッサを刷新し120Hz以上の高速表示にも対応 (2026年06月09日)
  10. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー