シンガポールのRazerは1月5日(米国太平洋時間)、ゲーミングデスクのコンセプト「Project Sophia」をCES 2022で発表した。ユーザーから見て正面に65型の有機ELディスプレイを備え、ガラス製の天板の下に各種PCパーツを組み込むというものだ。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、自宅でテレワークをする人が世界的に急増した。しかし、PCは仕事に使うだけのものではない。ゲームや動画編集、配信など、さまざまな用途がある。同社は、PCデスクも場面と用途によって柔軟に変化すべきだと考えた。
ガラス製の天板の下にある各種PCパーツは全て入れ替え可能なモジュールになっており、最大13個のモジュールを組み込める。そしてモジュールはPCの電源を入れたままの状態で、容易に入れ替えや組み替えが可能になっている。
同社はモジュールの例として、2台目のディスプレイやシステムモニタリングツール、タッチパネル、ペンタブレット、オーディオ・ミキサーなどを挙げている。
PCに負荷をかけるゲームを楽しむときは、システムモニタリングツールを入れ込み、テレワーク中などディスプレイをもう少し広げたいと考えたときは2台目のディスプレイを組み込み、イラストを作成するときはペンタブレットを組み込むといった具合に、場面と用途に応じてモジュールを組み替えることで快適にPCを使えるというわけだ。
Project Sophiaの中心部には、Intelの最新プロセッサとNVIDIAの最新GPUが入るという。PCに負荷がかかることを想定して、PCとして最高の性能を確保するという考えだろう。
同社はまた、触覚フィードバック対応のゲーミングチェア「Enki Pro HyperSense」も発表した。ゲームや動画、音楽の流れに応じて、椅子を傾けたり、少々の衝撃を加えたりすることで、ユーザーにより強い臨場感を感じてもらうことを狙ったものだ。
既に2200タイトル以上のゲームがEnki Pro HyperSenseに対応しているとのことで、ゲームが対応していない場合でも、コントローラーやキーボード、マウスの入力に対してフィードバックを返すことができるとしている。
触覚フィードバックは、椅子の脚の中央に位置する触覚エンジンで発生させる。この触覚エンジンは6万5000種類の異なるフィードバックを作り出すことができ、±1Gをユーザーに感じさせることもできる。また、1.5インチ(約3.8cm)だけ椅子を傾けることで、乗り物になっているような感覚をユーザーに与えることも可能だ。
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