ASUSが第12世代CoreやRyzen 6000シリーズ搭載の次世代ROG/TUF GAMINGシリーズを投入!CES 2022(1/2 ページ)

» 2022年01月05日 05時00分 公開
[ITmedia]

 1月4日(米国太平洋時間)、ASUSは「ROG CES 2022 For Those Who Dare: The Rise of Gamers」と題した発表会を開催し、ゲーミングPCや周辺機器の投入を明らかにした。現時点で日本での発売を含め、投入時期や価格は不明だ。

ROG CES 2022 ROG/TUF GAMINGシリーズのセグメント

 ASUSの「Republic Of Gamers」ことROGシリーズは、2006年の立ち上げから同社のゲーミングブランドとして、マザーボードをはじめとしてノートPCやデスクトップPC、さらにはスマートフォンや周辺機器に至るまでさまざまなモデルを展開中だ。

 今回発表されたモデルは、外付けGPUボックスを用意した「ROG Flow Z13」や2画面ゲーミングノートPC「ROG Zephyrus Duo 16」などを中心に、多岐に渡る。その多くがIntelの第12世代CoreプロセッサやAMDのRyzen 6000シリーズを採用し、GPUにもNVIDIA GeForce RTX 3080 Ti/同3070 Tiといった最新仕様をまとっている。

 さらに液晶ディスプレイもアスペクト比16:10で、ミニLED採用の「ROG Nebula HDR」や高性能な「ROG Nebula Display」を搭載したモデルがあるのもトピックだ。

ROG CES 2022 NEBULA ASUS 「ROG Nebula HDR」と「ROG Nebula Display」、従来の液晶ディスプレイとの比較

 ここでは、注目の新モデルを取り上げる。

ROG Flow Z13

ROG CES 2022 13型のスリムゲーミングノートPC「ROG Flow Z13」

 ROG Flow Z13は、2021年に発売された2in1タイプのゲーミングノートPC「ROG Flow X13」の後継機で、CPUをCore i9-12900Hに、GPUをNVIDIAのGeForce RTX 3050 Ti(グラフィックスメモリは4GB)を搭載し、OSをWindows 11に改めたモデルだ。メモリは最大16GBのLPDDR5(5200MHz)となり、ストレージも最大1TBのPCIe Gen 4.0 SSDに強化された。

 アスペクト比16:10の液晶ディスプレイは、4K(3840×2400ピクセル)/60HzかフルHD(1920×1200ピクセル)/120Hzから選べ、いずれもDolby VisionのHDR(ハイダイナミックレンジ)とピーク時500ニトの輝度を備える。

 ボディーサイズは約302.8(幅)×204.8(奥行き)×12(厚さ)mm、重量は約1.1kgだ。

 本製品の特徴となる外付けGPUボックス「XG Mobile」は、従来のGeForce 3080 RTXに加え、AMD Radeon RX 6850M XT GPU(グラフィックスメモリは12GB)を搭載した「ROG XG Mobile(2022)」も用意される。

 また、CPUにRyzen 9 6900HS、GPUをGeForce RTX 3050 Ti Laptopにした「ROG Flow X13(2022)」もラインアップされる。こちらのボディーサイズは約299(幅)×222(奥行き)×15.8(厚さ)mm、重量は約1.3kgだ。

ROG CES 2022 ASUS ROG Flow Z13の特徴

ROG Zephyrus Duo 16

ROG CES 2022 2画面ゲーミングPC「ROG Zephyrus Duo 16」

 ROG ScreenPad Plusと呼ばれるセカンドディスプレイを備えた2画面ゲーミングPCの「ROG Zephyrus Duo 16」は、CPUをAMDのRyzen 9 6980HXに、GPUをNVIDIAのGeForce RTX 3080 Ti(グラフィックスメモリは16GB)にパワーアップしたモデルだ。新たに導入されたAAS+ Plus 2.0の冷却機構と液体金属グリスにより、効率的なシステム冷却を実現する。

 アスペクト比16:10の15.6型メイン画面は2タイプあり、リフレッシュレート165HzでミニLEDを採用したROG Nebula HDR(画面解像度は2560×1600ピクセル)と、4K/120HzとフルHD/240HzのデュアルスペックパネルをサポートしたROG Nebula Displayから選べる。

 一方のセカンダリーディスプレイは、14.1型で3840×1100ピクセル表示に対応したIPS相当のタッチスクリーンとなっている。

ROG CES 2022 新採用のデュアルスペックパネル搭載モデルも用意する

 メモリは最大64GB(DDR5 4800MHz)まで、ストレージはPCIe 4.0 SSDを最大4TB(RAID 0)まで搭載できる。Wi-Fi 6Eの無線LANとBluetooth 5.2をサポートし、OSはWindows 11となる。

 ボディーサイズは約355(幅)×265.9(奥行き)×20.5(厚さ)mm、重量は約2.5kgだ。

ROG CES 2022 Duo 16 「ROG Zephyrus Duo 16」の特徴

ROG Strix SCAR 15/17(2022)

ROG CES 2021 17.3型の液晶ディスプレイを採用したい「ROG Strix SCAR 17(2022)」
ROG CES 2021 こちらは15.6型の「ROG Strix SCAR 15(2022)」

 eSportsでの利用を想定したゲーミングノートPC「ROG Strix SCAR」シリーズは、従来通り17.3型の「ROG Strix SCAR 17」と15.6型の「ROG Strix SCAR 15」をそろえる。前者は360Hz対応のフルHDまたは240HzのWQHD(2560×1440ピクセル)、後者は300Hz対応のフルHDまたは240HzのWQHDパネルを用意する。

 CPUはいずれもCore i9-12900Hで、GPUはGeForce RTX 3080 Ti(グラフィックスメモリは16GB)となり、メモリは最大64GB(DDR5 4800MHz)まで、ストレージはPCIe 4.0 SSDを最大2TBまで搭載可能なスペックを備える。

ROG CES 2022 Strix 「ROG Strix SCAR(2022)」シリーズの特徴

 Wi-Fi 6Eの無線LANとBluetooth 5.2をサポートし、OSはWindows 11だ。ボディーサイズは17.3型が約395(幅)×282.1(奥行き)×23.4〜28.3(厚さ)mm、重量は約2.7kgとなる。15.6型は約354.9(幅)×259.9(奥行き)×22.69〜27.2(厚さ)mm、重量は約2.4kgだ。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年03月21日 更新
  1. シリーズ初の「1kg切り」「2in1モデル」登場! 見どころたくさんのThinkPad 2025年モデルが日本上陸 3月18日から順次発売 (2025年03月18日)
  2. いよいよPCやプリンタに浸透する“AI活用” HPが年次イベントで80種類以上の新製品を一挙に発表 (2025年03月20日)
  3. Windows 11の「セキュリティ更新」に不具合 「Microsoft Copilot」アプリが意図せず削除される恐れ (2025年03月19日)
  4. Microsoft Excelで「ユニバーサル プリント」を使うと結果を出力できない可能性(暫定対応策あり) (2025年03月19日)
  5. 8年ぶりの新モデル、ロジクールのワイヤレス充電マウスパッド「POWERPLAY 2」は機能を省いて安価になった (2025年03月18日)
  6. 「Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)」の既知の不具合まとめ【2025年3月5日現在】 (2025年03月05日)
  7. 「テンキー」の売れ筋ランキング 数字入力の多い業務で活躍【2025年3月19日版】 (2025年03月19日)
  8. ゼンハイザー、バランスの取れたサウンドを実現する軽量設計の開放型ヘッドフォン (2025年03月19日)
  9. デル、スタンダード設計のビジネス向けディスプレイ「P」シリーズに4Kモデルなど7製品を追加 (2025年03月19日)
  10. デルが新デスクトップPC「Dell Slim」「Dell Tower」を3月28日発売 Coreプロセッサ(第14世代)とCore Ultra 200Sプロセッサから選択可能 (2025年03月14日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2025年