通信機能は、1000BASE-T対応の有線LANとWi-Fi 6対応の無線LAN、Bluetooth 5.1を標準で装備する。
USBは、USB 3.2 Gen 2に対応するType-CとType-Aを2基ずつ搭載している。Thunderboltはサポートしないものの、10Gbpsの転送速度をもつ高速なUSB周辺機器を4基利用できる。
液晶ディスプレイの上部には、低ノイズ仕様のWebカメラ(92万画素)とクアッドアレイマイクを内蔵している。マイク/スピーカー/ヘッドフォン(接続時)のAIノイズキャンセリング機能も備えており、ビデオ会議もスマートにこなせる内容だ。
また、顔認証カメラに加えて、電源ボタン一体型の指紋センサーも装備しており、セキュリティを確保しつつ、スピーディーなログインが可能になっている。
オーディオシステムは、harman/kardonの認定を受けたこだわりの設計だ。音の歪みを抑えるスマートアンプを実装し、大きな音圧で歪みのないサウンドを再生できる。ESS Sabre HiFi DACを内蔵し、3.5mmオーディオジャックでのハイレゾ(Hi-Res)音源出力も可能だ。
有機ELディスプレイは16型で、4K UHDを超えるWQUXGA(3840×2400ピクセル)の高解像度表示をサポート(画素密度は約283ppi)する。
表示性能はプロクオリティーのハイスペックで、アスペクト比は16:10だ。色域はDCI-P3比100%(sRGB比133%)、最大輝度550ニト、黒色輝度0.0005ニト、コントラスト比は一般的な液晶ディスプレイの1000倍に相当する100万:1、さらに一般的な液晶ディスプレイの約50倍にあたる0.2msの応答速度、色の正確性を示すデルタE値は2以下といった内容を誇る。
さらに、HDRコンテンツを一定以上の水準で表示できることを示すVESAの「DisplayHDR 500 True Black」認証を取得済みだ。色再現性に関しては、カラーサイエンス大手のPANTONE、およびCalMANの認証を取得している。
「4K(4K UHD)」よりも広い3840×2400ピクセルの16型有機ELディスプレイを搭載する。応答速度が0.2ms、色域はDCI-P3相当(sRGB比133%)をカバーする。アスペクト比が16:10と縦に長めなのも特徴だこの有機ELディスプレイは、スペクトルの調整により、色の精度に影響を与えずブルーライトを通常の約70%低減しており、目への負担も少ないという。こちらについてもドイツの認証機関であるテュフラインランド認証を取得する裏付けがある。
有機ELディスプレイの課題である「焼き付き」についても対策を用意している。焼き付きは素子が長時間同じ明るい色を表示させることが原因なので、それを防止するための特別なスクリーンセーバーを用意するとともに、Windows 11の設定で「ダークモード」および「タスクバーを隠す」を標準にする工夫もなされている。
必ずしもこの設定で使い続けなければいけないわけではないが、標準設定で使い続けることが多いユーザーが多いことを考慮しての配慮だろう。これに加えて、Samsungの焼き付き防止技術も導入している。これは劣化した素子を検出してその素子への電流を増加させることで低下した光量を補い、正常な色を表示するという。
i1 Profilerで作成したICCプロファイルをColor AC(Phonon氏・作)で表示させた。本製品の色域は一番外側の実線で、外側の点線がDCI-P3、内側の点線がsRGBの色域を示す。DCI-P3を大きく上回り公称スペック以上の色域を持っていることが分かる
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