強く、明確なメッセージだ。
11月24日、ASUS JAPANは「ASUS有機ELファミリー 2021-2022冬モデル」と銘打ち、9シリーズ全27モデルもの有機ELディスプレイ搭載ノートPCを一挙に投入してきた。
先行して行われた記者向けの説明会では「同社がリーダーシップをとって有機ELディスプレイをニューノーマルにする」「ノートPCの映像体験を次のレベルへ導く」という意欲が示されたが、この陣容はその言葉の裏付けとして十分な内容だろう。
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、世界中でデジタル化、オンライン化が進行している。それに伴ってPCの画面、特にノートPCの画面を見る時間が大幅に増えており、これからますます増え続けることが見込まれている。そうなってくると、画面の表示品質、表現力がユーザー体験、生活の質に直結してくる。有機ELディスプレイをプッシュするASUSの狙いはそこにある。
画面以外にも見どころが満載の意欲作がそろったラインアップから、今回はCPUにRyzen 9 5900HXを搭載したパワフルかつリーズナブルな14型ノートPC「Vivobook Pro 14 OLED」(M3401QA)シリーズを取り上げる。
CPUやメモリ容量、Officeソフトの違いで3モデルあるが、評価機は16GBのメモリでMicrosoft Office Home and Business 2021が付属する上位モデル(M3401QA-KM011WS)だ。想定の価格は17万9800円(税込み、以下同様)で、12月上旬の発売予定となっている。
若いクリエイターをターゲットとして意識したという「Vivobook Pro 14 OLED」(M3401QA)。有機ELディスプレイとRyzenプロセッサを搭載しながら、想定価格12万9800円から購入できる高コスパな14型ノートPCだVivobook Pro 14 OLEDは、ターゲットユーザーとしてSNSでクリエイティブ要素を楽しむ「若いクリエイター」を強く意識しているという。カジュアルにクリエイティブ作業を楽しめるパフォーマンス、洗練されたシンプルなデザイン、アクティブに持ち運べる薄さと軽さ、リーズナブルなプライスを兼ね備える。
ボディーは、シャープなラインとフラットなスタイルだ。ワンポイントのロゴプレートを液晶ディスプレイ天面に配置し、タイトでソリッドな感触などが印象的である。カラーは「クワイエットブルー」と呼ばれるメタリックブルーだ。落ち着いた色味だが、有機ELディスプレイの鮮やかさがよく映える。
具体的なボディーサイズは、約317.4(幅)×228.5(奥行き)×19.52(厚さ)mm、公称の重量は約1.464kgだ。特別軽量というわけではないが、14型の画面搭載機としてはコンパクトでハンドリングがしやすく、フラットなのでバッグへの収まりもよい。開発段階で米軍調達の基準である「MIL-STD-810H」に含まれるテストをクリアしている裏付けもあり、安心して持ち運べる。
続いて、大きな特徴となる有機ELディスプレイを見ていく。
ASUS、有機ELディスプレイを採用した最新ノートPC計9製品を一挙投入
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