ASUS JAPANの「ROG Strix XG16AHPE」は、15.6型のモバイルディスプレイだ。リフレッシュレート144Hzに対応、3時間のバッテリー駆動に対応するなどゲーミング向けの仕様で、さらに一体型キックスタンド採用で縦横の両置きに対応するなど、設置の自由度も高い1台だ。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。
まずは、基本的なスペックをチェックしていこう。画面サイズは15.6型で、解像度は1920×1080ピクセルだ。IPS方式のパネルを採用しており、視野角は上下/左右ともに178度、明るさは300ニト、コントラスト比は800:1となっている。
リフレッシュレートは144Hzで、なおかつNVIDIAのG-SYNC互換ということで、ゲーミング用の製品であることが分かる。画面はノングレアで、タッチ操作には対応していない。
ボディーは厚さが均等な、モバイルディスプレイとしては珍しいスクエア形状のデザインで、背面の発光するロゴなど、ひと目見てゲーミング向けと判別できる特徴を備えている。特に今回試用しているホワイトモデルは、ビジネス向けのモバイルディスプレイにはない配色で、いい意味で異彩を放っている。
背面には、縦/横両置き用の一体型キックスタンドが搭載されている他、背面中央にあるネジ穴に三脚を取り付けて使うこともできる。これにより、一体化型キックスタンドと合わせて、自由度の高い設置を可能にしている。
左側面には2基のUSB Type-CポートとmicroHDMIポートが搭載されており、USB Type-CとHDMI、2通りの接続に対応する。ヘッドホンジャックに加え、本体にはスピーカーも内蔵されるなど、音声出力機能も充実している。
さらに本製品は、容量7800mAhとモバイルバッテリー顔負けの大容量バッテリーを内蔵しており、電源に接続しなくとも最大3時間のゲームプレイを可能にしている。1時間の充電で、2時間の使用を可能にするクイックチャージ機能にも対応している。
重量は公称で900gとされているが、これは背面のキックスタンドも含めた値で、なおかつバッテリーを内蔵しての値なので、15.6型としてはむしろ軽量と言っていい。
付属品はケーブル2種と電源アダプターの他、これらを収納するスリーブも付属している。おまけで付いてくるレベルとは一線を画した本格的な作りで、バッグの中に入れて衝撃吸収を目的に使うだけでなく、付属のショルダーベルトを使って単体での持ち歩きにも利用できる。
さらに同社製品では恒例となる、USB Type-C→USB Type-Aの変換アダプターも付いてくるが、規格外の品なので開封せず片付けておこう。
続いて、機能面を見ていこう。
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