では、実際に接続してみよう。接続方法はUSB Type-CもしくはmicroHDMI経由のいずれかとなる。USB Type-C接続の場合は、DisplayPort Alternate Modeによりケーブル1本での駆動が可能だ。
なお、USB Type-Cポートは2基搭載されており、一方は給電専用となっている。HDMIで接続する場合は、このポートを使って給電を行う仕組みだ。また内蔵バッテリーの充電もこのポートを用いて行う。
リフレッシュレートは144Hzということで、ゲームはもちろん、Webサイトの縦スクロールなどでも、動きはなめらかだ。本製品はゲーミング用途の製品ではあるが、平常時は縦置きにしてWeb閲覧で使うニーズはあるはずで、そうした場合にも重宝する。
気をつけたいのが、キックスタンドの奥行きだ。通常のモバイルディスプレイが10〜15cm程度の奥行きがあれば問題なく設置できるのに対して、本製品はキックスタンドに奥行きがあるせいで、20cm程度のスペースが必要となる。そのため壁に沿っての設置や、ノートPCと背中合わせでの設置が苦手なので、奥行きに余裕がない場所での利用には注意したい。
ただし本製品の場合、一体型スタンド以外に手持ちの三脚を使えるなど汎用(はんよう)性は高いので、それらを使ってカバーすることはできる。キックスタンドを折りたたんでしまえば背面に段差もないので、市販のタブレットスタンドを使って立てるなど、融通も利く。
メニューを操作するボタン類は、この種の製品としては珍しく、右側面ではなく上面に搭載されている。これにより、本製品を縦置きにしても、ボタンが下敷きになることなく操作が行える。
ボタンの数も4つあり、少ないボタンでむりやり項目を移動したり上の階層に移動したり……という強引さは感じない。ただし、同じボタンでも画面によって役割が変わるので(電源ボタンが「戻る」や「キャンセル」になる場合がある)、慣れるまでは多少戸惑う。
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