「ThinkPad T14s Gen 3i」「ThinkPad T14s Gen 3」は、共に14型の薄型モデル「ThinkPad T14s」の第3世代に相当する。「i」のあるモデルはIntel製CPUを搭載するIntelモデルで、6月に発売される。「i」のないモデルはAMD製APUを搭載するAMDモデルで、5月に発売される。最小構成の想定販売価格は1599ユーロ(約20万4500円)だ。
ボディーカラーはThunder Blackに加えてStorm Greyから選べる。
ThinkPad T14s Gen 3iは第12世代Coreプロセッサを搭載する。Intel vProに対応するCPUも選択可能で、構成によっては「Intel Evoプラットフォーム」にも準拠する。メインメモリはLPDDR5-4800規格のものをオンボード実装している(最大32GB)。
ThinkPad T14s Gen 3はTDPを19Wに設定したモバイル向けRyzen 6000シリーズプロセッサを搭載する。企業向け管理機能を強化した「AMD PRO」に対応するAPUも選択可能だ。メインメモリはLPDDR5-6400規格のものをオンボード実装している(最大32GB)。
ストレージはPCI Express接続のSSDで、CTO(カスタマイズ)モデルではPCI Express 4.0接続の2TB SSDも選択できるようになっている。OSはWindows 11 Home、Windows 11 Proから選択可能で、Windows 11 Proについてはダウングレード権を行使してWindows 10 Proをプリインストールすることも可能だ。ThinkPad T14s Gen 3については、一部市場でUbuntuをプリインストールする構成も用意する。
ディスプレイはアスペクト比16:10の14型で、CTOモデルでは以下のオプションを用意している。
ディスプレイの上部にはプライバシーシャッター付きのWebカメラを搭載する。モジュールのスペックは「HD(1280×720ピクセル)撮影対応」「フルHD(1920×1080ピクセル)撮影対応」「フルHD撮影+顔認証対応」から選択可能だ。電源ボタンには指紋センサーを統合している。
ポート類は左側面にUSB Type-C端子×2(※3)、HDMI出力端子、USB 3.0 Type-A端子(常時給電対応)とイヤフォン/マイクコンボ端子を、右側面にスマートカードスロット(搭載構成のみ)とUSB 3.0 Type-A端子を備えている。USB Type-C端子はUSB PDによる電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力を兼ねている。
無線通信はWi-Fi 6E(※2)とBluetooth 5.2に対応する。オプションで5G通信モジュールやLTE(4G)通信モジュールを搭載することも可能で、搭載すると背面にnano SIMスロットが装備される(一部構成ではeSIMにも対応)。
(※3)ThinkPad T14s Gen 3iはThunderbolt 4(USB4)規格、ThinkPad T14s Gen 3はUSB4規格
ボディーサイズと最軽量構成の重量は以下の通りとなる。
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