「ThinkPad T16 Gen 1i」「ThinkPad T16 Gen 1」は、共にTシリーズに新規投入される16型モデルで、「ThinkPad T15」(15.6型モデル)の事実上の後継に位置付けられる。「i」のあるモデルはIntel製CPUを搭載するIntelモデルで、4月に発売される。「i」のないモデルはAMD製APUを搭載するAMDモデルで、6月に発売される。最小構成の想定販売価格は1399ユーロ(約17万9000円)だ。
ボディーカラーはThunder Blackに加えてStorm Greyから選べる。
ThinkPad T16 Gen 3iは第12世代Coreプロセッサのうち、UプロセッサまたはPプロセッサを搭載する。Intel vProに対応するCPUも選択可能だ。メインメモリはDDR4-3200規格で、オンボード(8GBまたは16GB)とSO-DIMMスロット×1(最大32GB)という組み合わせで装備される(最大40GBまたは48GB)。外部GPUとしてGeForce MX 550またはGeForce RTX 2050 Laptopを搭載する構成も用意される。
ThinkPad T14 Gen 3はTDPを20Wに設定したモバイル向けRyzen 6000シリーズプロセッサを搭載する。企業向け管理機能を強化した「AMD PRO」に対応するAPUも選択可能だ。メインメモリはLPDDR5-6400規格のものをオンボード実装している(最大32GB)。
ストレージはPCI Express接続のSSDで、CTO(カスタマイズ)モデルではPCI Express 4.0接続の2TB SSDも選択できるようになっている。OSはWindows 11 Home、Windows 11 Proから選択可能で、Windows 11 Proについてはダウングレード権を行使してWindows 10 Proをプリインストールすることも可能だ。一部市場ではUbuntuをプリインストールする構成も用意する。
ディスプレイはアスペクト比16:10のIPS液晶で、CTOモデルでは以下のスペックのパネルを用意している。
ディスプレイの上部にはプライバシーシャッター付きのWebカメラを搭載する。モジュールのスペックは「HD(1280×720ピクセル)撮影対応」「フルHD(1920×1080ピクセル)撮影対応」「フルHD撮影+顔認証対応」から選択可能だ。電源ボタンには指紋センサーを統合している。
ポート類は左側面に有線LAN端子(1000BASE-T)、USB Type-C端子×2(※4)、HDMI出力端子、USB 3.0 Type-A端子(常時給電対応)とイヤフォン/マイクコンボ端子を、右側面にスマートカードスロット(搭載構成のみ)とUSB 3.0 Type-A端子を備えている。USB Type-C端子はUSB PDによる電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力を兼ねている。
無線通信はWi-Fi 6E(※2)とBluetooth 5.2に対応する。オプションでLTE(4G)通信モジュールを搭載することも可能で、搭載すると背面にnano SIMスロットが装備される(一部構成ではeSIMにも対応)。
(※4)ThinkPad T16 Gen 1iはThunderbolt 4(USB4)規格、ThinkPad T16 Gen 1はUSB 3.1規格
ボディーサイズは約361.9(幅)×255.5(奥行き)×19.5(Gen 1の厚さ)または20.5(Gen 1iの厚さ)mmで、最軽量構成の重量は約1.64kgとなる。
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