コスパ重視で仕事用PCをリプレース! 選んだ「Inspiron 14(5401)」を試して分かったこと(2/4 ページ)

» 2022年03月07日 12時00分 公開
[今藤弘一ITmedia]

必要十分なポート類に打ちやすいキーボードを装備

 プラチナシルバーの外観は、まさにビジネスPC然としているが、液晶ディスプレイ天面とキーボード面はアルミ素材が採用されており、かっちりとした仕上がりだ。

 インタフェースは、ボディー左側面に電源アダプター端子とHDMI 1.4端子、USB 3.2 Gen 1 Type-A端子、Thunderbolt 4端子が並ぶ。右側面には3.5mmのヘッドフォン端子、USB 3.2 Gen 1 Type-A端子、microSDカードスロットが用意されている。

Inspiron 14 左側面の端子。左から電源アダプター、HDMI出力、USB 3.2 Gen1 Type-A、Thunderbolt 4の各端子がある。Core i5/i3モデルだとThunderbolt 4ではなくUSB 3.2 Gen 2 x2 Type-C端子となる
Inspiron 14 右側面には、microSDカードスロット、USB 3.2 Gen1 Type-A端子、3.5mmのヘッドフォン端子が並ぶ

 個人的に気になったのはmicroSDカードスロットだ。最近のPCではフルサイズのSDメモリーカードスロットではなく、microSDカードスロットを搭載するものが多いが、問題になるのがデジカメとのデータ連係だ。筆者が取材などで使う「EOS 7D Mark II」はSDメモリーカードを使用する。このためUSBポートに差して使うアダプターを利用しなければならないので少し面倒に感じた。

 ただ、それ以外は全く不満はなく、左右両側面にUSB Type-A端子があるのもうれしいし、自宅ではボディーの左側面から電源を取ることになるので、電源アダプター端子とThunderbolt 4端子が左側にあるのも好ましい。

フルHD表示対応の14型ディスプレイを採用

 14型の液晶ディスプレイはノングレア(非光沢)タイプで、フルHD表示(1920×1080ピクセル)に対応する。最近のトレンドではアスペクト比16:10の1920×1200ピクセルのモデルも多いが、5410はトラディショナルにフルHD対応だ。

Inspiron 14 Inspiron 14(5410)の画面解像度は1920×1080ピクセルだ。今風に狭額縁なのも好印象である

 なお、液晶ディスプレイを広げるとヒンジ部が下に回り込み、本体に実測で約2度の傾斜が付く。これによりキー入力がやりやすくなり、底面に空気の通り道ができて冷却面でも有利になる。液晶ディスプレイを開いた状態だと、本体奥にある排気口がディスプレイと接するようになっていて、そこからディスプレイに沿って上向きに排熱される仕組みとなっている。

 ただし液晶ディスプレイは実測で約136度までしか開かず、対面でのプレゼンや資料共有の際に多少の不便さを覚える。

 液晶ディスプレイ上部に720p(30fps)のHDカメラとデュアルアレイ マイクロフォンが内蔵されている。カメラには物理的なシャッターが用意されており、いざというときにすぐに映像をカットできる他、未使用時も安心感がある。

Inspiron 14 液晶ディスプレイは約136度の角度まで開く
Inspiron 14 ディスプレイ上部に配置されているWebカメラとアレイマイク

バックライト付きキーボードを標準装備

 キーボードは白色のバックライトが光るタイプで、実測でキーピッチは約18mm、キーストロークも約1mmを確保する。ファンクションキーは、デフォルトでは音量の上げ下げやバックライトの明るさを変更できるキーに割り当てられており、F1〜F12のキーはFnキーと合わせて使う。デフォルトをF1〜F12にしたい場合は、Fn+Escで設定できる。

 上下の矢印キーが天地で半分の大きさになっているので多少使いづらいが、メインとなるキーは大きく、スペースキーもそれなりのサイズがあるのでタイピングしやすい。

 キーボード右上には電源ボタンと指紋認証センサーを兼ねたボタンが用意されており、Windows Helloによるログオンが可能だ。

Inspiron 14 5410のキーボード。右側にある一部のキーが他のキーと接しているのは気になるが、実用上は問題なかった
Inspiron 14 バックライトはオン/オフ可能で白色のバックライトが光る
Inspiron 14 一般的なノートPCでは、Deleteキーが位置する右上に指紋センサー兼電源ボタンを配置する。この辺りは好みが分かれるところだろう
Inspiron 14 キーピッチは実測で約18mmだった

 続いて、ベンチマークテストで本製品のパフォーマンスをチェックする。

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