プロナビ

キーボードがちょっと変わった? 「ThinkPad X1 Carbon Gen 10」を試す(前編)(1/2 ページ)

» 2022年06月17日 11時30分 公開
[井上翔ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 レノボ・ジャパンが4月12日、フラグシップノートPCの1つ「ThinkPad X1 Carbon」のGen 10(第10世代、2022年モデル)を発表した。6月17日現在の最小構成の直販価格(税/送料込み)は23万9525円となっている。

 Gen 10は、先代のGen 9で採用したアスペクト比16:10のディスプレイを踏襲しつつ、第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)のPシリーズまたはUシリーズを搭載して処理パフォーマンスの底上げを図ったモデルである。パッと見では「Gen 9とどこが違うの?」と思う所だが、思わぬ所に違いがある。

 そこで、2回に分けてThinkPad X1 Carbon Gen 10のレビューをお伝えする。今回は前編として、主に外観から分かる“変更点”をチェックしていこう。

ThinkPad X1 Carbon Gen 10 今回レビューするThinkPad X1 Carbon Gen 10。パッと見では以前レビューしたGen 9とあまり変わりないように見えるが、どうなのだろうか……?

今回レビューするのはCore i5搭載の「固定構成モデル」

 現在のThinkPadは、大きく分けるとあらかじめ仕様の決まっている「固定構成モデル」と、仕様を自分で選択できる直販限定の「カスタマイズ(CTO)モデル」が用意されている。固定構成モデルは在庫があれば比較的短い納期で手に入ることがメリットだ。一方、CTOモデルはCPU、メモリ容量、OS、ディスプレイの仕様……など、自分好みのスペックにして購入できることが魅力である。

 今回レビューするのは「21CB-S00T00」という固定構成モデルとなる。調べてみた限り、少なくとも日本のカタログには記載されていないモデルだが、レノボのサポートサイトによると、主な仕様は以下の通りとなっている。

  • CPU:Core i5-1240P
  • メインメモリ:16GB(LPDDR5)
  • ストレージ:256GB SSD(PCI Express接続)
  • ディスプレイ:14型IPS液晶(解像度は1920×1200ピクセル)
  • Webカメラ:フルHD(1920×1080ピクセル)撮影対応
  • キーボード:日本語配列
  • OS:Windows 11 Pro(日本語)

 CPUのCore i5-1240Pはパフォーマンスコア(Pコア)が4基8スレッド(4.4GHz駆動)、効率コア(Eコア)が8基8スレッド(最大3.3GHz)という構成となる。ものすごく単純に考えると、マルチコア/マルチスレッド性能がモノをいうアプリでは、Eコアが追加された分だけ処理パフォーマンスが向上しているはずである。

 なお、このモデルは「Intel Evoプラットフォーム」に準拠しているが、大企業向けのセキュリティ/管理機能である「Intel vProプラットフォーム」には対応していない。CTOモデルの場合、カスタマイズの過程で両者に準拠しているかどうか分かるようになっているので「EvoやvProがいい」という人は参考にしてほしい。

Evoシール 21CB-S00T00は、Intel Evoプラットフォームには準拠しているがIntel vProプラットフォームには対応していない。第12世代Coreプロセッサを搭載していることもあり、Evoシールは新デザインのものが貼り付けられている

フルHD撮影できるWebカメラ 出っ張りは意外と気にならず

 ThinkPadの2021年モデルでは、フルHD撮影に対応するWebカメラを選択できるモデルが拡充された。しかし、先代のX1 Carbon Gen 9は“対象外”で、フルHDカメラを搭載することができなかった。

 「なぜフルHDカメラを積めないの?」という声が多かったのかどうかは分からないが、今回のX1 Carbon Gen 10ではフルHDカメラを搭載できるようになった。CTOモデルの場合、フルHDカメラは「顔認証/コンピュータービジョンなし」「顔認証対応」「顔認証/コンピュータービジョン対応」の3種類から選べる。従来モデルと同じくHD(1280×720ピクセル)カメラも用意されているが、「カメラなし」の構成はない。

 今回レビューする21CB-S00T00は、顔認証/コンピュータービジョンなしのフルHDカメラを備えている。そのため、高解像度の映像を伝送できるWeb会議/ビデオ通話アプリでは従来よりもキレイな写りの映像を伝送できるようになった。

 ただ、フルHD撮影に対応したことで気になるのが、カメラ回りの“出っ張り”だ。製品情報の画像を見ると「意外と出っぱってるな……」という印象だったのだが、実物を見てみると意外と気にならない。むしろ、出っぱっているおかげで天板を開く時に指を引っかけやすくなった。

カメラ 今回レビューする21CB-S00T00は、顔認証/コンピュータービジョンなしのフルHDカメラを備えている。フルHD撮影への対応(高画素化)に伴い、少し出っ張るような感じになったが、実物を見るとそれほど大きなものではないので気にならない
カメラシャッター カメラを使わない時は、ThinkShutter(カメラシャッター)でふさいでおける。これは全構成共通だ
出っ張り カメラの出っ張りを正面から見た図。この出っ張りのおかげで、天板を開く時に親指を引っかけやすくなった
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  2. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  3. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  4. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  5. リュック1つで展示会セミナーの音響セット構築レポ 現場で得た“2.4GHz帯混信地獄”を生き抜く教訓 (2026年03月11日)
  6. 最新Core Ultra X7 358Hの破壊力! 16型OLED搭載で内蔵GPUがディスクリート超え!? Copilot+ PC「Acer Swift 16 AI」レビュー (2026年03月10日)
  7. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  8. 「iPhone 17e」実機レビュー! 9万9800円で256GB&MagSafe対応 ベーシックモデルの魅力と割り切り (2026年03月09日)
  9. 「GeForce NOW」がサービスをアップデート Apple Vision ProやMeta Questで最大90fpsのゲーミングが可能に (2026年03月11日)
  10. 出張や通勤で荷物が増えても安心な「ミレー ビジネスリュック EXP NX 20+」が27%オフの1万3865円に (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年