4月にサードウェーブが運営するPCショップ「ドスパラ富山本郷店」のオープンをレポートしたばかりだが、それから2カ月で新たにオープンしたお店がある。
それが今回取り上げる「ドスパラ浦添城間店」だ。店名は「うらそえしろま」ではない。沖縄で“城”といえば「ぐすく」。そう。この店名も「うらそえぐすくま」なのだ。実は「しろま」だと思い込んでいた筆者だが、ドスパラ浦添城間店の近くにある停留所が「第二城間」(だいにぐすくま)であることを知り、間違っていたことに気付いた次第である。
2022年は、沖縄が米国の統治下から日本に移って50年を迎える。それに加えて、NHKの連続テレビ小説で沖縄を舞台にした「ちむどんどん」が放送されていることもあるのだろうが、沖縄に注目が集まっている。
そのような中で、ドスパラの新店も沖縄に登場だ。場所は那覇市の隣である浦添市にあるのだが、国道58号線という幹線通り沿いということもあり、バスも意外と走っていて行きやすい印象を受けた。駐車場は、隣の回転寿司店と共同で50台用意されている。
ドスパラ浦添城間店はオフィスビルの1階にあるが、看板などもあって一目で分かる。店舗面積は約550平方mで、これまで訪ねてきた店舗の中では広い方に位置する。筆者は那覇空港に到着後、沖縄都市モノレールの「ゆいレール」で旭橋駅まで行き、その最寄りにある那覇バスターミナルからバスで訪れたが、バスの待ち時間なども含めると1時間弱でたどり着いた。
バスで向かう途中、左手に広い米軍基地が見えたが、それは海兵隊の補給基地であるキャンプ・キンザーだった。
このようにドスパラ浦添城間店はキャンプ・キンザーに近いこともあり、米軍関係者の需要も見込んでおり、英語が話せるスタッフも用意している。何といっても店長の井上裕貴さんは、ドスパラ広島店でアルバイトをしていたこともあり、そこには米海兵隊岩国航空基地の米軍関係者がよく訪れたので、応対には慣れているという。
井上さんはアルバイトとして広島店に雇われた後、1年後に社員となってドスパラ松山環状枝松店に赴任。そして今回、店長候補に立候補し、就任となった。
入社から3年たたずに店長という異例の出世だ。「チャレンジさせてくれる社風なので」と語る井上さんだが、その意気込みに応えてくれるのがドスパラのいいところだろう。
店舗に入ると、すぐに置いてあるのはキャンプ用品と共に展示されているPC。これは前回のドスパラ富山本郷店と同じだ。キャンプ好きな人が社内に多いのだろうか、はたまたキャンプがトレンドになっているのだろうか。
店内には、4つのコラボPCが目立つところに置かれているのも特徴だ。その他にも、周辺デバイスの「Steel Series」シリーズとのコラボ企画が行われていた。キーボードやマウス、ヘッドセットが展示されており、ドスパラなので買える商品は全て事前に触ることができる。
路面店のドスパラの特徴でもある“体験”ができるコーナーも、これまでの店舗と同じく設置されている。配信体験やデバイス体験といった総合的なコーナーの他に、キーボードやマウスを触って試せたり、Webカメラの画質チェック、配信用マイクの音質をチェックしたりすることも可能だ。
続いて、店内で見かけたユニークなものを紹介しよう。
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