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macOS版「ATOK Passport」に新機能 入力環境を簡単にカスタマイズWindows版も機能改善

» 2022年06月21日 16時45分 公開
[井上翔ITmedia]
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 ジャストシステムは6月21日、有料サブスクリプションサービス「ATOK Passport」で利用できる日本語入力プログラム「ATOK for Mac(Tech Ver.32)」「ATOK for Windows(Tech Ver.32)」のアップデートを実施した。既に利用しているユーザーは「JUSTオンラインアップデート」アプリから更新できる。

ATOK for Macの更新内容

 Mac(macOS)に対応するATOK for Macでは、Windows版で先行実装されていた「カスタムATOK」「ATOKプロテクトモード」が新たに実装される。

カスタムATOK

 カスタムATOKは、自分がよく入力する文章に最適な入力設定を自動で行ってくれる機能だ。4つの文章タイプを選択することで設定する「かんたんカスタム」と、19項目の質問に答えていくことで設定できる「こだわりカスタム」の両方に対応している。

カスタムATOK 自分に最適な入力設定を自動で行ってくれる「カスタムATOK」がATOK for Macにも実装される(画像はATOK for WindowsのカスタムATOK)

ATOKプロテクトモード

 ATOKプロテクトモードは、予測変換候補を一時的に非表示とする機能だ。Web会議の画面共有中に予測変換候補を通してプライバシーや機密情報が漏えいすることを防げるという。

 ATOK for Macでは、ATOKパレットの設定から手動でプロテクトモードのオン/オフを切り替えられる。後述するWindows版のようにアプリケーションを検知しての自動切り替えには対応していないので注意しよう。

プロテクトモード 予測変換候補を一時的に非表示とする「プロテクトモード」がATOK for Macにも実装される

ATOK for Windowsの更新内容

 Windows 8.1以降で利用できるATOK for Windowsでは、ATOKプロテクトモードの「オンライン会議検出機能」を強化した。

 オンライン会議検出機能は、Web会議が進行中であることを検知するとプロテクトモードを自動で有効化するものだ。従来バージョンでは「Zoom」にのみ対応していたが、今回のアップデートでは「Microsoft Teams」と「Google Meet」にも対応する。

プロテクトモード プロテクトモードが無効の場合(左)とプロテクトモードが有効の場合(右)の文字入力。プロテクトモードが有効だと、入力中の予測変換候補は表示されない

ATOK Passportのライセンス料金(参考)

 ATOK Passportには、基本的な機能を利用できる「ATOK Passport ベーシック」と、クラウド辞書を始めとする付加機能を追加で利用できる「ATOK Passport プレミアム」が用意されている。税込みのライセンス料金は以下の通りだ。

  • ATOK Passport ベーシック:月額330円
  • ATOK Passport プレミアム:月額660円または年額7920円(※1)

(※1)年額契約の場合、契約期間が15日間無料で延長されます。契約更新を自動で行う設定とした場合は、次回の契約期間が30日間無料で延長されます。なお、月額契約から年額契約に移行する場合は、いったん月額契約を解除してから改めて年額契約を申し込んでください

一太郎 ATOKの単体店頭販売は「ATOK 2017」をもって終了している。最新の「一太郎2022」にはATOK Passport プレミアムの1年間ライセンスが付属している

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