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第12世代Core採用でハイブリッドワークに最適化した14型モバイルPC「Let's note FV3」を使って分かったこと(2/4 ページ)

» 2022年07月11日 12時15分 公開
[マルオマサトITmedia]
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新旧主要端子を網羅する高い接続性

 Let's noteらしく、インタフェースも非常に豊富だ。左側面には、最大40Gbpsのデータ転送、ディスプレイ出力などマルチに使えるThunderbolt 4(USB Type-C)を2基装備する。Thunderbolt 3/4対応のビデオキャプチャデバイスや、高速ストレージなども本来の性能で扱える。

 さらに、HDMIやアナログRGB出力(D-Sub 15ピン)端子、有線LAN(1000BASE-T対応)端子、SDメモリーカードスロット(SDXC/UHS-II対応)など、最近のPCでは省かれがちな端子も装備する。

 在宅ワークの生産性向上のために、別途外付け液晶ディスプレイを利用することがあるが、本製品のディスプレイ出力端子は、HDMI、アナログRGB(D-Sub 15ピン)、USB Type-C(Thunderbolt 4/DisplayPort Alternate Mode)とそろっており、別途変換アダプターやドックなどを必要とせず新旧の環境に適応できる。

 通信機能は、1000BASE-T対応の有線LAN、Bluetooth 5.1を標準で装備する。購入時のカスタマイズで、4G LTE対応のWWAN機能を追加できる他、5G通信機能を備えた5Gモデルも用意されている。

Let's note FV3 パナソニック コネクト 前面左側に電源スイッチがある
Let's note FV3 パナソニック コネクト 背面に端子類はなく、排気口が配置されている
Let's note FV3 パナソニック コネクト 左側面に、Thunderbolt 4端子を2基装備する。付属のACアダプターは一番奥のDC入力端子に接続する。USB Type-C(Power Delivery)対応のACアダプターも別売されている
Let's note FV3 パナソニック コネクト 右側面の端子類も数多く、2基のUSB 3.2 Type-A(Gen 1)、1000BASE-T対応の有線LAN、アナログRGB出力(D-Sub 15ピン)、SDメモリーカードスロット(UHS-II対応)。一番奥には、盗難防止ワイヤーを接続するためのセキュリティロック・スロットも装備している

見やすく発色も良いアスペクト比3:2の14型液晶ディスプレイ

 液晶ディスプレイのサイズは14型で、画面解像度は2160×1440ピクセルに対応する。

 アスペクト比は3:2で、一般的な16:9の14型に比べて縦のサイズは2cmほど長く、そのぶん多くの情報を表示できる。

 縦に長いWebページならば、スクロールせずに下の方まで表示可能だし、A4縦サイズをベースに作成されていることが多いオフィス文書も相対的に大きく表示できるなど、ビジネス作業とは非常に相性が良い。写真のフォーマットも3:2が標準なので、こちらも写真全体を表示させた時に16:9よりも相対的に大きく見える。

 液晶の配向方式の記載はないが、目視での視野角は広く、発色の良さを感じる表示で、IPS系のパネルを利用していると思われる。エックスライトのカラーキャリブレーションセンサー「i1 Display Pro」とカラーキャリブレーションツール「i1 Profiler」を使って計測した輝度は443ニトと明るく、色域もsRGB比で約98%と広く、クリエイティブ用途にも活用できる内容だ。ビジネスでもこういった視認性、発色の良さはモチベーションが上がる要因になる。

Let's note FV3 パナソニック コネクト 14型の液晶ディスプレイは、アスペクト比が3:2で、2160×1440ピクセルの画面解像度に対応する。映り込みにくいノングレア仕様で長時間の利用でも目が疲れにくい。発色良好で視野角も広く、見た目の印象も良い
Let's note FV3 パナソニック コネクト 液晶ディスプレイはこの角度まで開くので、対面の相手に画面を見せる場合も便利だ
Let's note FV3 パナソニック コネクト 底面にあるスタンドを立てると、液晶ディスプレイが180度開くようになる
Let's note FV3 パナソニック コネクト i1 Display Pro/i1 Profilerの測定結果。輝度は443ニトだった
Let's note FV3 パナソニック コネクト i1 Profilerで作成したICCプロファイルをColor AC(Phonon氏・作)で表示させた。実線が本製品、点線がsRGBの色域だ。ほぼカバーしていることが分かる

ゆとりがあり打ちやすいキーボード

 キーボードは、縦横とも約19mmのキーピッチを確保する。キートップは角を丸めたリーフ型で、タイピング時に指が引っかかりにくい効果がある。

 キーストロークも約2mmと、モバイルPCとしては深い。配列にもこだわりがあり、ファンクションキーを4つごとにスペースを設けたり、カーソルキーを少し下げるとともに「↑」キーの左右を空きスペースにしたりするなど細かい部分まで打ちやすさに配慮している。

 キーボード手前には、Let's noteの伝統であるホイールパッドを搭載している。他のレッツノートよりも大型(直径約64mm)のパッドを搭載しており、3本指や4本指によるジェスチャー操作もしやすい。

Let's note FV3 パナソニック コネクト キーボードのキーピッチは約19mm、キーストロークは約2mmを確保する。変則的な配置や極端に小さなキーがなく、カーソルキーを半段下げつつ周囲に↑キーの左右にキーを配置しないなど、細かい配慮が行き届いている
Let's note FV3 パナソニック コネクト キーボードバックライトも備える
Let's note FV3 パナソニック コネクト キーボード手前にはレッツノートの伝統であるホイールパッドを搭載している。パームレストには指紋センサーも内蔵する

 続いて、最新モデルの改良点をチェックする。

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