「Alienware x14」は強い? 薄型ボディーに高性能を詰め込んだデルの最新ゲーミングノートPCを試す(3/4 ページ)

» 2022年07月20日 12時30分 公開
[今藤弘一ITmedia]

ベンチマークテストで実力をチェック!

 ここからは、ベンチマークテストを通してAlienware x14(GeForce RTX 3060 Laptop搭載構成)の実力をチェックしていこう。

CINEBENCH R23

 まず「CINEBENCH R23」を使ってCPUの性能を確かめた。結果は以下の通りだ。

  • マルチコア:1万3807ポイント
  • シングルコア:1611ポイント(MPレシオ:8.57倍)

 「ノートPC」と考えると、かなり良好な値を記録している。特にシングルコアでは1600ポイントを超えるスコアで、シングルコア性能がモノをいうゲームが多い現状を考えると快適にゲームを楽しめるのは心強い。

Alienware x14 CINEBENCH R23の結果

PCMark 10

 続いて「PCMark 10」を使ってPCとしての総合性能を確認してみよう。今回はPCMark 10の通常テストに加えて、Microsoft Officeに内包されるアプリ(Word、Excel、PowerPoint)とMicrosoft Edgeのパフォーマンスもチェックできる「PCMark 10 Applications」のテストも合わせて実施した。結果は以下の通りだ。

  • PCMark 10
    • 総合:7218ポイント
    • Essentials(日常利用):1万423ポイント
    • Productivity(オフィス利用):9286ポイント
    • Digital Content Creation(動画/静止画編集):1万545ポイント
  • PCMark 10 Applications
    • 総合:1万3928ポイント
    • Word:7338ポイント
    • Excel:2万5835ポイント
    • PowerPoint:1万3832ポイント
    • Edge:1万4354ポイント

 いずれの結果も良好で、マシンのポテンシャルの高さを見せた形だ。ゲーム以外の用途でもスペック面で“隙”はない。

Alienware x14 PCMark 10の結果
Alienware x14 PCMark 10 Applicationsの結果

3DMark

 続けて、ゲームグラフィックスを想定した3Dベンチマークテスト「3DMark」の中から幾つかのテストを抽出して実施した。

 ここでは、比較対象としてCore i7-9750H(2.6GHz〜4.5GHz、6コア12スレッド)、GeForce RTX 2060 Laptop(グラフィックスメモリは6GB)と16GBメモリを搭載するゲーミングノートPCを用意してスコアを比較した。主な総合スコアは以下の通りだ。

  • Time Spy(DirectX 12ベース、WQHD描画)
    • Alienware x14:7815ポイント
    • 比較対象:5549ポイント
  • Fire Strike(DirectX 11ベース、フルHD描画)
    • Alienware x14:1万7393ポイント
    • 比較対象:1万3046ポイント
  • Port Royal(DirectX 12ベース、リアルタイムレイトレーシング処理のテスト)
    • Alienware x14:4359ポイント
    • 比較対象:3063ポイント

 CPUベースでは3世代、GPUベースでは1世代前の比較対象と比べても、Alienware x14は大きな差を付けている。「こんなに薄いのにここまでできるのか……」と少し感慨深いものがある。当然と言えば当然なのだが、Alienware x14のパフォーマンスの高さを示した格好だ。

Alienware x14 3DMarkのテスト結果

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