ここからは、ベンチマークテストを通してAlienware x14(GeForce RTX 3060 Laptop搭載構成)の実力をチェックしていこう。
まず「CINEBENCH R23」を使ってCPUの性能を確かめた。結果は以下の通りだ。
「ノートPC」と考えると、かなり良好な値を記録している。特にシングルコアでは1600ポイントを超えるスコアで、シングルコア性能がモノをいうゲームが多い現状を考えると快適にゲームを楽しめるのは心強い。
続いて「PCMark 10」を使ってPCとしての総合性能を確認してみよう。今回はPCMark 10の通常テストに加えて、Microsoft Officeに内包されるアプリ(Word、Excel、PowerPoint)とMicrosoft Edgeのパフォーマンスもチェックできる「PCMark 10 Applications」のテストも合わせて実施した。結果は以下の通りだ。
いずれの結果も良好で、マシンのポテンシャルの高さを見せた形だ。ゲーム以外の用途でもスペック面で“隙”はない。
続けて、ゲームグラフィックスを想定した3Dベンチマークテスト「3DMark」の中から幾つかのテストを抽出して実施した。
ここでは、比較対象としてCore i7-9750H(2.6GHz〜4.5GHz、6コア12スレッド)、GeForce RTX 2060 Laptop(グラフィックスメモリは6GB)と16GBメモリを搭載するゲーミングノートPCを用意してスコアを比較した。主な総合スコアは以下の通りだ。
CPUベースでは3世代、GPUベースでは1世代前の比較対象と比べても、Alienware x14は大きな差を付けている。「こんなに薄いのにここまでできるのか……」と少し感慨深いものがある。当然と言えば当然なのだが、Alienware x14のパフォーマンスの高さを示した格好だ。
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