それでは実機を見ていきましょう。見た目は非常に薄くて狭額縁、全体的な高級感もあってまさにGalaxyのハイエンドのたたずまいです。
Sペンは細身で、小さいせいで写真映えはしないですが、鉛筆とほぼ同じ太さで軽量なため、持ち心地はとても良いです。ペンの充電とペアリングは背面に装着して行う方式です。個人的に背面はあまり好きではないですが、実は上面にしっかりくっつくので、普段はこっちで良いかもしれません。
ディスプレイは有機ELで黒の締まりがとても良く、色鮮やかです。ディスプレイの設定で「ナチュラル」を選んで標準的なディスプレイに近づけることもできますが、ナチュラルを選ぶとホワイトバランスは暖かめの白で固定されます。
また、黒と白の境界にはわずかに偽色が見えます。気にならないシーンがほとんどですが、ペン入れなどでシャープなブラシを使う人は気になるかもしれません。
14.6型の大画面は、縦幅がiPad Pro 12.9とほぼ同じ、横がそれよりも余裕があるサイズです。イラスト制作では常時表示にしておきたいUIが結構あるので、横幅が大きいのは助かると思います。画面分割を利用する場合も、横幅がある画面の方が使いやすいです。
個人的にとても重視しているのが、バッテリーの充電量を制限する機能です。
これくらいの大型機だと、家で半分据え置きみたいにして使う場合もあると思いますが、その場合、ACアダプターを繋ぎっぱなし=満充電でずっと使うことになります。長期間の満充電放置はバッテリーの早期劣化や膨張の原因になりやすいので、充電量を制限できるのはありがたい機能です。
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