ここから、ZenBook S 13 OLEDの実力をさまざまなベンチマークテストアプリでチェックしていく。
まず、3DレンダリングでCPUのパフォーマンスをチェックする「CINEBENCH R23」を実行してみよう。結果は以下の通りだ。
最近のIntel製CPUであれば「Core i7-1260P」(Pコア4基8スレッド+Eコア8基8スレッド)と「Core i7-1280P」(Pコア6基12スレッド+Eコア8基8スレッド)の中間に来るスコアである。コアの構造が異なるため単純比較はできないが、CPUコアの処理パフォーマンスでノートPCを選ぶ際は参考にしてほしい。
続いて、PCの総合ベンチマークテストアプリ「PCMark 10」の結果を見てみよう。
同じAPUを搭載するノートPCにおける総合スコアは、おおむね6000〜6100ポイントになっているので、ほぼ期待通りの結果といえるだろう。
次に、Microsoft OfficeとMicrosoft Edgeのパフォーマンスをチェックする「PCMark 10 Applications」の結果も見てみよう。
先のテストと同様に、こちらも期待通りの値が出ている。
今回のテスト機には、Samsung Electronics(サムスン電子)製のSSD「MZVL21T0HCLR-00B00」が搭載されている。これはPCI Express 4.0接続に対応する「Samsung PM9A1シリーズ」の1TBモデルで、公称値ではシーケンシャル(連続)リードが毎秒7000MB、シーケンシャルライトが毎秒5200MBとハイスペックなSSDである。
ストレージのベンチマークテストアプリ「CrystalDiskMark 8.0.4」でこのSSDの読み書きの速度をチェックしてみた所、以下の通りの結果となった。
おおむね公称値通りのスペックを発揮できている。
ZenBook S 13 OLEDには、67Whのリチウムポリマーバッテリーが搭載されている。レビュー時点では公称のバッテリー駆動時間は「計測中」とされていたこともあり、PCMark 10に内包されているバッテリーテストで駆動時間を計測してみることにした。
今回は満充電(100%)の状態から、Modern OfficeシナリオとApplicationsシナリオの2パターンで駆動時間を計測した。結果は以下の通りだ。
モバイル向けのノートPCとしては、かなり長時間の利用が期待できる。ノートPCでこなすタスクにもよるが、2営業日は充電せずに使えそうである。
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