米Twitterは8月5日(現地時間)、ゼロデイ脆弱(ぜいじゃく)性の悪用により、個人情報が流出したと発表。悪用された脆弱性は既に修正済みで、影響を受けたことが確認できるユーザーには直接通知したとしている。
悪用された脆弱性は、同社のバグ報奨金プログラムを通じて1月に報告を受けていたとのこと。この脆弱性を利用すると、ユーザーがプライバシー設定で禁止している場合でも、電話番号やメールアドレスからTwitter IDを取得でき、これらの情報とTwitterプロフィールをひもづけることが可能になっていた。
この脆弱性は、2021年6月のシステム改修が原因で発生しており、報告を受けた時点で修正し、悪用された証拠は見つからなかったとしている。しかし、7月にRestore PrivacyやBleeping Computerなどで流出したアカウントリストがハッカーフォーラムで販売されていると報じられ、そのデータのサンプルを確認したところ流出したデータだと判明したとのことだ。
Twitterは、公式には影響を受けたアカウント数を明らかにしていないが、フォーラムで販売されていたリストには540万以上のアカウントが含まれているとのことだ。
なお、流出したデータは公開プロフィール情報とアカウントにひもづけられているメールアドレスまたは電話番号で、パスワードなどは含まれていない。ただし、電話番号やメールアドレスが流出していることから、Bleeping Computerは標的型フィッシング攻撃に注意するよう呼び掛けている。Twitterもアカウント保護のために2要素認証を有効にすることを推奨している。
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