イスラエルのIntelハイファラボで見た“ちょっと未来”のPC像(1/4 ページ)

» 2022年09月27日 12時00分 公開
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 既報の通り、米Intelは9月12日(イスラエル時間)から3日間に渡り、イスラエル国内にある同社の施設などを巡りつつ最新の取り組みをメディア関係者に紹介する「Intel Technology Tour 2022」を開催した。

 同地で開発された製品が初めて世に出たのは、1979年に発売された「Intel 8088」である。しかし、拠点の開設はその5年前の1974年にまでさかのぼる。人材募集をしていた1973年頃はちょうど「第4次中東戦争」の真っただ中で、地政学的にイスラエルとその周辺はかなり不安定な頃合いだった。ある意味で“手探り”でのスタートだったといえる。

 この記事では、ツアーのプログラムの1つである、研究所(ラボ)見学の模様をお伝えしよう……と思ったのだが、その内容自体が非公開ということで、記事として掲載することができない。

 その代わりということで、Intelは「研究内容の“概要”」を伝える、公開可能なデモンストレーションを複数実施した。このデモは、CPUを始めとするIntel製品の“将来像”を見通すには十分な内容であった。研究所見学記の代わりに、その内容をお伝えする。

IDC入り口 イスラエルのハイファにある「Israel Development Center(IDC)」の入り口にある看板

イスラエルの拠点は4カ所

 前回の記事でもイスラエルにおけるIntelの概要は説明したが、厳密には同国内における同社の拠点は北部の「ハイファ(Haifa)」、テルアビブ郊外の「ペタチクバ(Petah Tikva)」、東部の「エルサレム(Jerusalem)」、中南部の「キリヤットガット(Kiryat Gat)」の4カ所に分散されている。今回のツアーで見学できたのは、主にハイファにある「Islael Development Center(IDC)」である。

 IDCはイスラエルにおけるIntelの研究開発(R&D)を担う拠点で、元々は「Israel Design Center」という名称だった。開設当初はCPU(プロセッサ)の設計を担当していたが、現在は他のハードウェアや関連ソフトウェアのR&D業務も包括的に担うようになった。加えて、昨今では同国で生まれつつあるスタートアップ企業や最新技術を吸収して、自社製品の開発にフィードバックするような“ハブ”のような役割も果たしている。

 IDCが「Israel “Design” Center」から「Israel “Development” Center」となったのは、このように果たす役割の拡大を受けたものである。

外観 IDCのメインビルの外観。その内部(と研究内容)は非公開である

 ここからは、研究内容の概要を紹介するデモンストレーションの模様を見ていこう。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月27日 更新
  1. エアコンがない部屋を冷やせる「Dreemstar 冷風扇」がセールで50%オフの9980円に (2026年07月23日)
  2. 64GBメモリ/2TBストレージ/Ryzen AI Max+ 395搭載のハイエンドミニPC「MINISFORUM MS-S1 MAX」がタイムセールで27%オフの43万2799円に (2026年07月25日)
  3. NVIDIAが次世代AI超解像技術「DLSS 5」の今秋投入を明らかに/MicrosoftとMistralが欧州におけるAI演算能力の拡大で戦略的提携を発表 (2026年07月26日)
  4. 高価なグラフィックスカードを守る「過熱保護ケーブル」に注目! 夏を乗り切るNoctua製簡易水冷も販路拡大で続々入荷 (2026年07月25日)
  5. プラネックス、10GbE接続に対応した5ポート搭載アンマネージドスイッチ (2026年07月24日)
  6. 実売2万円切りで実働10日間のバッテリー駆動! 「Amazfit Bip Max」は初めてのスマートウォッチに最適か (2026年07月24日)
  7. 東レの最新カーボン技術で約999gと長時間バッテリーを両立させた“法人向けLAVIE”が登場 ブランド統一の背景とは (2026年07月23日)
  8. Arm版Windows 11は“普通”に使えるのか? 「FMV UQ-L1」で試して分かった快適さと“鬼門” (2026年07月22日)
  9. 「Windows 10 October 2018 Update」の再配信でMicrosoftが失ったもの (2018年12月10日)
  10. Windows 11 バージョン 24H2/25H2搭載のデル製PCに6月のプレビュー更新を適用するとパフォーマンス低下の恐れ 「帯域外更新」で対処 (2026年07月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー