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Xiaomiの日本初となるPC用ディスプレイ「Mi 23.8" Desktop Monitor 1C」はどんな人にピッタリ? 試して分かったこと(1/2 ページ)

» 2022年09月30日 12時00分 公開
[でこいITmedia]

 中国Xiaomi(小米科技)といえば、コストパフォーマンスに優れたスマートフォンで知られているが、実はさまざまなジャンルの電化製品やスマホ/PC用アクセサリーも手がけている。

 そんな同社が7月、PC用の23.8型液晶ディスプレイ「Mi 23.8" Desktop Monitor 1C」を発売した。9月30日時点における税込みの実売価格は2万円程度で、店舗やタイミングによっては2万円を切る価格で購入できる。

 このディスプレイは、どのような人にピッタリなのだろうか――実機をレビューする機会を得たので、使い勝手をチェックしていこう。

Mi 23.8" Desktop Monitor 1C Mi 23.8" Desktop Monitor 1C

見やすいディスプレイ 付属品はシンプル

 Mi 23.8" Desktop Monitor 1Cは、23.8型IPS液晶を備えている。最大解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)で、目に優しい低ブルーライトモードも備えている。コントラスト比は1000:1、応答速度(Grey to Grey)は最短6ミリ秒、視野角は上下/左右共に178度と、IPS液晶を使ったフルHDディスプレイとしては“ごく普通”のスペックである。

 付属品は本体の他にスタンド、スタンド固定用のネジ、ネジを固定するためのL字型ドライバー、HDMIケーブル、ACアダプターに取扱説明書と非常にシンプルだ。

 ACアダプターが付属していることからも分かる通り、電源は外付け式となっている。「アダプターで余計に場所を取る」という理由から外付け式電源を避けたいと思う人もいるかもしれないが、このディスプレイに付属するものはコンパクトなウォールマウント式で、ケーブルもしなやかなので、コンセントの周辺のスペースが狭い場合を除いて、それほど気にする必要もない。

 なお、サイズは約539.2(幅)×181.2(奥行き)× 419.5(高さ)mm、スタンド込みの重量は約2.7kgとなっている。

パネル ディスプレイパネルは23.8型のIPS液晶で、低ブルーライトモードも備えている
ACアダプター ウォールマウント式のACアダプター(左)とHDMIケーブル(右)が付属する。HDMIケーブルを含めて映像ケーブルが付属しないディスプレイもある中で、HDMIケーブルが付属するのはありがたい

組み立ては工具が必要 しかし買い足す必要はない

 本製品は、付属のスタンドで自立するようになっている。VESAマウントには対応しないので注意したい。

 組み立ては、以下の手順で行える。

  1. ディスプレイ本体を画面を下にして寝かせる
  2. ディスプレイ裏面の出っ張りにスタンド(支持部)をはめる
  3. スタンドを付属のネジ2本で固定する
  4. ベース(基部)をスタンドにはめる
  5. ベースを付属のネジ1本で止める

 このようにスタンドとベースの固定にネジ止めが必要なので、組み立てにはドライバーが必要……なのだが、固定に使える簡易ドライバーが付属する。ドライバーが手元にない(あるいはサイズが合わない)場合でも安心してほしい。

 重量も約2.7kgとそれほど重たくないので、組み立てで苦労することはないはずだ。

スタンドネジ類 スタンドはネジ止め式となっているが、固定用の簡易ドライバーが付属しているのですぐに組み立てられる
出っ張り 裏面下部にある出っ張りにスタンドを差し込んでネジで固定し、スタンドにベースを差し込んでネジで固定すれば組み立ては完了する。なお、裏面の形状を見れば分かる通り、VESAマウントには対応していないので注意したい
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