自宅用のPCを選ぶ場合、数年前までは自作のデスクトップPCも一般的な選択肢だった思うが、最近ではゲーミング用途でもない限り、ノートPCを選択する人が多いのではないだろうか。
気軽に持ち運べ、場所も取らないノートPCは手軽な反面、大画面で利用したい場合には外部ディスプレイを用意したり、ポートを増やすためにハブを置いたりと煩雑になりがちだ。持ち運ばないのであれば、拡張性のあるデスクトップPCの方がいいかもしれない。
とはいえ、デスクトップPCは場所を取るし、配線も面倒という側面もある。そのような悩みを解決してくれるモデルが、AMD Ryzen 7 5825U/Ryzen 5 5625Uを搭載したディスプレイ一体型PC「ASUS M3700WY」だ。
ASUS M3700WYは、27型でフルHD(1920×1080ピクセル)表示に対応した液晶ディスプレイに、PC本体を内蔵した一体型PCだ。ワイヤレス接続のキーボードとマウスも付属しているので、手間のかかる配線なども必要なく、ACアダプターを接続するだけですぐに利用できる。
3辺狭額縁なディスプレイは、色域としてsRGB比で100%に対応し、パネル表面はノングレアで反射が抑えられている。輝度やコントラストなどの詳細なスペックは公開されていないが、視野角も広く日常使いで不満を感じることはないだろう。
ディスプレイ下部には、約92万画素のWebカメラが内蔵されている。ディスプレイの下にあるため、ビデオ会議などでは意識してカメラを見ないと下から見上げる形になってしまう。手軽ではあるが、ビデオ会議などで頻繁にカメラを利用するのであれば、別途Webカメラを用意した方がいいかもしれない。
インタフェースは、背面にUSB 3.2 Gen 1 Type-Aを4ポート、有線LAN(RJ-45)と出力用のHDMI、入力用のHDMIが各1ポートずつ用意される。
入力用のHDMIポートは、ASUS M3700WYのディスプレイをノートPCなどの外部ディスプレイとして利用するためのものだ。ディスプレイ底面にモード切り替え用のボタンがあり、PCモードと外部ディスプレイモードを切り替えられる。出力用のHDMIポートは、ASUS M3700WYに外部ディスプレイを接続するもので、デュアルディスプレイを使う際に利用する。
左からHDMI(入力)、USB 3.2 Gen 1 x 4、HDMI(出力)、有線LANポート、電源ポートが並ぶ。コネクターが隣接しており、端子部分が大きいタイプだと隣のポートに干渉してしまう可能性があるディスプレイ底面にもUSB 2.0(Type-A)が1ポートあり、3.5mmオーディオコンボジャックも備えている。
続いて、ベンチマークテストで本機の性能をチェックしよう。
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