Ryzen 5000シリーズの特価構成は以前から話題になっていたが、今週よく聞いたのはRyzen 7000シリーズの特価に関する話題だ。
今週から11月初旬にかけて、多くのショップで対応マザーとも絡めた特価キャンペーンが実施されている。CPUと対応マザーのセット購入での割引は普段からショップごとによく行われているが、今週はマザーボードメーカーの割引セールに加えて、AMD主導とみられるRyzen 7000シリーズ限定のセット割キャンペーンも併走している。
終了期間や対象CPUのラインアップはショップごとに異なるが、各店舗で3種のキャンペーンを併用できる点は共通している。あるショップは「AMDが猛犬のような勢いで特価攻勢していますね」と評していた。
例えば、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店で「Ryzen 9 7950X」と3万円以上のマザーボードを購入した場合、ショップ独自のセットで6600円引かれ、マザーメーカーの割引で最大8250円引き、AMDのキャンペーンで最大8250円引きとなる。ハイエンド構成なら、場合によっては最大2万3100円引きとなるわけだ。
同店は「DDR5メモリ分が浮くくらいの特価が実現するので、一式組むならかなり狙い目だと思います」とプッシュする。
CPUのシェア争いは7:3から8:2の割合でIntel優勢という感想が多い。ただ、特価攻勢の盛り上がりもあってか、健闘を評価する声も聞かれる。街全体で総合すると、あるショップは「マザーボードとのセットでみると、直近ではAMDがわずかに優勢かもしれません」と話していた。
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