今週は、Ryzen 7000シリーズ向けに「AMD B650」チップセットを搭載したマザーボードが各社から登場している。価格は3万2000円前後〜5万9000円前後(税込み、以下同様)だ。B650はX670の下位にあたるチップセットで、PCIeレーン数が44から36に抑えられるなどの違いがある。
複数のB650マザーが並ぶ中でショップの注目度がとりわけ高かったのは、ASRocKのATXモデル「B650 LiveMixer」で価格は4万3980円となる。
動画のライブ配信に強い仕様になっており、最大23基のUSBポートを利用できるのが特徴だ。内訳はUSB 3.2 Gen 2x2 Type-CとUSB 3.2 Gen 2 Type-A、同Type-Cを各1基ずつ、USB 3.2 Gen 1 Type-Aが8基、USB 2.0が12基となる。
加えてヒートシンクなどをビビッドな装飾も目を見張るが、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店の猪狩氏は「さらにすごいのが、ストリーミングデバイスの動作確認を独自に実施して公開しているところです。長年この仕事をしていて初めてみました。コンセプトを充実させるモチベーションが非常に高い。サポート力を考えると、このお値段はかなりお得だと思います」と賞賛していた。公式サイトを見ると、10月14日現在はAverMediaとElgatoの製品がリストされているが、今後アップデートの可能性もあるという。
なお、LiveMixerシリーズは第13世代Core向けチップセットを搭載した「Z790 LiveMixer」もラインアップしており、11月に発売される予定だ。その第13世代Coreシリーズの販売予約も始まっている。
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