今週もPCパーツショップでは、AMDのRyzen 7000シリーズと対応するX670E/X670チップセット搭載マザーボードが注目を集めているが、価格変動において最も目立っていたのはRyzen 5000シリーズだ。
先週のレポートで触れた通り、長期に渡るシリーズ全体の特価は一旦終了した。最上位のRyzen 9 5950 Xは9月初旬の7万4000円弱→12万円弱に、Ryzen 9 5900Xは5万円弱→8万2000円弱(税込み、以下同様)に戻るなど、1週間単位ではまれにみる“値上がり”となった。
そして、今週に入ると一部で再びシリーズ全体の特価が始まったようだ。5950Xは9万2500円、5900Xは5万9800円と値付けするショップが複数見られた。あるショップは「Ryzen 7000シリーズと比べて1ワンランクずつ下の価格に合わせた感じですね。終了期間は読めませんし、今後の展開も謎です」という。実際、終了期間を記載していないショップが多かったが、パソコンSHOPアークのPOPは10月20日までと明記していた。
また、シリーズ全体の特価には入らないものの、ピンポイントで最安時と同じ水準を実現したショップもある。
TSUKUMO eX.で見かけたのは、DeepCoolのCPUクーラー「AK400」と5900Xとのセットパックだ。5900Xの単品では8万1800円となるが、セットでは初登場の9月初旬と同じ4万9980円で買える。
加えて、Ryzen 7 5800X3DとCORSAIRの「VENGEANCE LPX」シリーズに属するDDR4-3200 16GB×2枚キットも6万2800円となる。CPU単品と同じ価格だ。
同店は「入荷分限定になりますが、明らかにお買い得ですね。Ryzen 7000シリーズも全体でまだまだ値が張るので、コスパ重視で組むなら有力な選択肢になると思いますよ」とプッシュしていた。
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