一方、これまでAMD陣営の主流を担ってきたRyzen 5000シリーズは、今週に入って売れ行きに急ブレーキがかかったと話すショップが複数あった。
Ryzen 7000シリーズ登場の影響も無視できないが、主な要因に挙げられたのはキャンペーン価格が終了したことだという。あるショップは「7万4000円以下まで下がった5950Xが12万円弱まで戻りましたからね。5600Xも2万5000円前後から4万5000円前後に。これではちゅうちょしますよね」と話していた。
近隣で足並みはそろいきっておらず、パソコンSHOPアークのように9月28日から30日の限定でキャンペーン特価に戻した例もあり、ショップや状況によって大きな価格差が生じるという珍しい状況になっている。
同店は「Ryzen 7000シリーズは登場しましたが、マザーやメモリ、CPUクーラーなどのトータルコストを考えると、まだまだRyzen 5000シリーズの需要もあると思います。価格が少し前のキャンペーン価格あたりで落ち着けば、良い選択肢であり続けるんですけどね……。動向を見守りたいです」と不安をのぞかせていた。
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