電源ユニットの新製品で目立っていたのは、SilverStoneのATXモデル「HELA 850R Platinum」だ。定格850Wのフルプラグインタイプで、価格は4万円前後(税込み、以下同様)となる。
PCIe 5.0規格とATX 3.0規格に準拠する12VHPWR(12V High Power)コネクターを採用しているのがポイントだ。間もなく登場がうわさされている次世代GeForceのハイエンドクラスでは、このコネクター(もしくは、PCIe 8ピン×2〜3)が必要になる。
加えて、「Cybenetics PLATINUM認証」を取得しているのも目新しい。Cybeneticsによる電源の効率レベルを測る格付けで、DIAMOND、TITANIUM、PLATINUM、GOLD、SILVER、BRONZEの6クラスを設けている。Cybenetics PLATINUMは89%以上の電源効率があるという。
入荷したパソコンSHOPアークは「CPUもそうですが、GPUにも次世代の波が来ています。上位クラスの電源も、やがては12VHPWRコネクターを搭載するのが当たり前になるでしょうし、先々を見据えてマシンを組むなら要注目のモデルといえます。Cybeneticsの認証も、これまでより同クラス内の幅を狭くしているので、より細かな品質の指標になりそうです」と話していた。
CPUとGPUの次世代については、いくつかのショップが「順調にいけば年末商戦に出そろうのでは」と語っている。周辺パーツも、そこを見据えて品定めするユーザーがじわじわ増えているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.