今週は、ウルトラハイエンド級のIntel Z790チップセット搭載マザーボードが複数登場している。
とりわけ注目を集めたのは、ASUS JAPANのE-ATXモデル「ROG MAXIMUS Z790 EXTREME」とATXモデル「ROG MAXIMUS Z790 HERO」だ。どちらもオーバークロック向けに強化した「ROG MAXIMUS」に属し、価格は17万円弱と11万5000円前後(いずれも税込み、以下同様)となる。
18日夕方の時点で2モデルとも在庫しているショップは少なく、週末まで持つか分からないとの声も聞いた。パソコンSHOPアークは「ROG MAXIMUSは前から問い合わせをよくいただいていて、HEROは発売後すぐに売り切れました。まさしく待望のマザーといえます」という。
MSIからは、さらに高価なラインアップが登場している。同社のZ790マザーで最上位となるE-ATXモデル「MEG Z790 GODLIKE」と「MEG Z790 ACE」で、価格は20万円弱と12万円弱だ。
やはり、どちらも品薄傾向ながら「MEG Z790 ACE」は比較的在庫を持つショップが多かった。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「GODLIKEは7基、ACEは5基のM.2 SSDを搭載できる作りで、Thunderbolt 4も標準装備しています。他の仕様もとにかく豪華です。後は価格との折り合いをどうつけるかですよね」と話していた。
それでも、10万円超えのマザーでも買い手が不在という状況にはなっていない様子だ。あるショップは「二極化が進んでいるんですよね。上を目指す人は価格度外視で目指しますし、コスパ重視の人は2〜3万円のモデルを求めています。本当は2万円切りが理想なんですけど、今はなかなかないんですよね」とこぼしていた。
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