2022年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5(2/5 ページ)

» 2022年12月20日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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約10年ぶりのチェア買い替え「エルゴヒューマン ベーシック

エルゴヒューマン ベーシック 2022年ベスト5 デジタル仕事道具 ベーシックな外観だが、安定性の高さに加えて可動部分の多さが特徴だ

 デスクと並行して買い替えたのがチェアだ。従来はオカムラの「バロン」を使用していたが、購入から10年近く経って各部が摩耗してきたことに加えて、もともと体型的にフィットしていたわけではなかったので、デスクの買い替えを機に入れ替えることにした。

 品定めにあたってはチェアメーカーのショールームに出向いたり、さらにビジネス家具のレンタルサービスで複数の製品を試用したりするなど検討を重ねて、最終的に4つの候補の中からエルゴヒューマンに絞り込んだ。この業界ではアーロンチェアに次ぐ著名製品だが、デスクの下に体が潜り込むような浅い座り方をしがちな筆者にとって、座面のスライド機構を持ち、アーロンチェアよりも座面の奥行きが長い本製品はベターな選択だった。

 購入にあたってはヘッドレスト付きの上位モデル、さらにオットマンが付属する上位モデルも試用したが、筆者の着座姿勢にはむしろ邪魔なことが判明し、ヘッドレストもオットマンもない無難なロータイプ(EH-LAM-HB-KM-11)を最終的に選択した。エルゴヒューマンのヘッドレストは購入後の着脱が不可能な設計だけに、事前にレンタルサービスで仕様をチェックして適したモデルを選べたのは幸いだった。

 現時点で不満はほとんどないが、アルミダイキャスト製ゆえこれまで筆者が使用したチェアの中でも重量は25kg前後とケタ違いに重く、部屋に運び入れる時も本体を分割して、家具の間をすり抜けるような搬入の仕方をしなくてはいけなかっただけに、将来的に転居で運び出す手間を考えるとやや気が滅入るところだ。

 もっとも懸念点はこれくらいで、その安定性は秀逸な他、懸念していたメッシュ素材採用による冬場の冷えも、今のところ問題なさそうだ。購入時価格は9万6800円(税込み、以下同様)、前述の電動昇降デスクと合わせると20万円近い出費だったが、相応の価値はあったというのが筆者の感想だ。

エルゴヒューマン ベーシック 2022年ベスト5 デジタル仕事道具 背もたれの角度を保ったまま座面ごと後ろに傾け、そのままロックできる
エルゴヒューマン ベーシック 2022年ベスト5 デジタル仕事道具 アームレストも上下昇降および左右へのスイングが可能だ。ここだけややチープ感がある
エルゴヒューマン ベーシック 2022年ベスト5 デジタル仕事道具 腰を支えるランバーサポートは大きな特徴となる。座面、背面ともメッシュ張りだ

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