ディスプレイにOSを搭載した32SQ730S-Wと32SQ780S-Wだが、アーム以外の基本的な仕様は同一だ。
先述の通り、画面パネルは31.5型のVA液晶で、表面はアンチグレア(非光沢)処理とされている。最大解像度は4K、表示色数は最大約10億色で、DCI-P3の色域を90%カバーしている。HDR(ハイダイナミックレンジ)映像はHDR10規格のソースに対応する。リフレッシュレートは最大60Hz、応答速度(Grey to Grey)は最短5ミリ秒なる。
ポート類は背面に有線LAN端子(100BASE-TX)、USB Type-A端子、USB Type-C端子(DisplayPort Alternate Mode入力/USB PD電源出力兼用)、HDMI 入力端子×2(うち1基はeARC/ARC対応)と電源入力端子を、右側面にUSB 2.0 Type-A端子(PC接続時のダウンストリーム用)を備える。USB PD(Power Delivery)の電源出力は最大65Wとなる。電源は外付けだ。
ワイヤレス通信はWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)とBluetooth 5.0に対応している。このことを生かして「Miracast」「AirPlay 2」を利用した映像入力やBluetoothオーディオデバイスからの音声入力の他、Bluetoothスピーカーへの音声出力も可能となっている。先述の通り、Bluetooth接続のキーボードやマウスもつなげられる。
右側面のUSB 2.0 Type-A端子はダウンストリーム用で、USB Type-C端子の接続先にあるPCに対するUSBハブとして機能する。この写真を見ると分かると思うが、VA液晶パネルの視野角は広めである(上下/左右に178度)机に固定するアームが付属する32SQ780S-Wは、ディスプレイのチルトに加えてスイベル(横旋回)やピボット(縦回転)にも対応する。ただし、webOSには縦画面用のUIが用意されていないため(※2)、ピボット機能は基本的にはPCとの接続時に使うことになる。
なお、スタンド付属の32SQ730S-Wを含めて、2機種は100×100mmサイズのVESAマウントにも対応している。好みのVESAマウントを使いたい場合も安心だ。
(※2)縦画面を想定したアプリであれば縦長表示も可能
LGエレクトロニクス・ジャパンでは、32SQ730S-Wと32SQ780S-Wの一般販売も計画している。ただし、時期は未定だ。Makuakeで応援購入(ファンディング)した場合、2023年2月末までに出荷が行われる予定なので、webOS付きディスプレイをいち早く試したいという人はぜひチェックしてみてほしい。
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