E Inkタブレットとは思えない快適さ! 「BOOX Tab Ultra」+専用キーボードでテキスト入力専用機として使って分かったことオプション製品と組み合わせて文章作成マシンに(1/4 ページ)

» 2023年01月12日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 ONYX Internatinalから、E Ink搭載のAndroidタブレット「BOOX Tab Ultra」が登場した。一般的なAndroidタブレットと違ってE Ink電子ペーパーを採用することから目に優しく、Google Play ストア対応でさまざまなAndroidアプリを利用できる優れモノだ。

→・ONYX、高速レスポンスを実現した10.3型Android電子書籍リーダー

 BOOXシリーズのフラッグシップモデルに相当する今回のBOOX Tab Ultraは、本体のポゴピンを用いて専用キーボード付きケース「BOOX Tab Ultra キーボード付ケース」と接続できる。iPadによく似たこの仕組みを使えば、テキスト入力専用機として活用できるというわけだ。国内代理店のSKTから機材を借用したので、試用レポートをお届けする。

ONYX Internatinal Androidタブレット E Ink電子ペーパー BOOX Tab Ultra 10.3型の電子ペーパー「BOOX Tab Ultra」。E Ink電子ペーパー採用のタブレットだが、専用キーボード付きケースを組み合わせるとノートPCライクに使える。OSはAndroid 11だ

E Inkタブレットのフラッグシップモデル 快適に使うコツは?

 「BOOX」は、E Ink電子ペーパーを採用したONYX社製タブレットもしくはモバイルディスプレイの総称で、今回のBOOX Tab Ultraはタブレットのフラッグシップモデルに相当する。画面サイズは10.3型で、厚みや重量はiPadとよく似ている。ベゼルは一辺だけが幅があり、握りやすいよう工夫されている。

ONYX Internatinal Androidタブレット E Ink電子ペーパー BOOX Tab Ultra 画面サイズは10.3型だ。一辺のみベゼルが太くなっており、持つ時はこちらの側を握ると安定する。解像度は1872×1404ピクセル(227ppi)、メモリは4GB、ストレージは128GBというスペックだ
ONYX Internatinal Androidタブレット E Ink電子ペーパー BOOX Tab Ultra 厚さも公称で約6.7mmとかなりスリムだ。指紋認証を兼ねた電源ボタンに加えて、底面にはメモリカードスロットも搭載している

 そんな本製品の最大の売りは、Google Playストアに対応し、任意のAndroidアプリを利用できることだ。E Ink電子ペーパーを採用したタブレットは、ベースがAndroidであってもGoogle Playストアには非対応であることが多いので、本製品の大きな利点ということになる。

 もっとも、カラー画面向けに設計されたAndroidアプリをモノクロで表示しようとすると、色分けされている部分の区別がつかなくなったり、濃淡の加減によって文字が見えなくなったりといった問題が起こる。

 そのためこのBOOXでは、アプリ単位で表示を最適化できる機能が用意されている。この機能を使えば、濃度を調整するなどの細かなチューニングを行える。これによって、本来カラー向けに設計されたアプリであっても、モノクロのE Ink電子ペーパー上で快適に利用可能だ。

 さらにE Inkにつきものの画面のリフレッシュも、複数のモードを用意する。例えば電子書籍のようにページ単位で画面を書き替えるアプリは、クオリティーを優先したHDモードが適切だし、ブラウザのように表示を保ったままページを上下にスクロールさせるアプリは、高速モードに切り替えるといった具合だ。

ONYX Internatinal Androidタブレット E Ink電子ペーパー BOOX Tab Ultra ホーム画面。Google Playストアのアイコンが用意されているのが分かる(この画面以降、スクリーンショットの一部がカラーの場合があるが、画面上は全てモノクロで表示される)
ONYX Internatinal Androidタブレット E Ink電子ペーパー BOOX Tab Ultra 画面右上から下にスワイプすると、コントロールセンターが画面右端に表示される。E Inkにまつわる設定を行う場合は「E Ink設定」アイコンをタップする
ONYX Internatinal Androidタブレット E Ink電子ペーパー BOOX Tab Ultra 「E Ink設定」ではリフレッシュモードの切り替えの他、色の調整などを行うための画面が表示される。右の「アプリ最適化」をタップすると詳細画面が開く

 つまりアプリや内容に応じて、画質を優先するか、動きを優先するか、あるいはその中間を取るかといった、挙動を細かく設定できるわけだ。逆に言うと、これらを適切に設定しなければ、本来快適に動くはずのアプリを、イマイチな状態のまま使い続けることになる可能性も十分にある。一般的な液晶タブレットと違ってやや手間はかかるが、自分好みに調整できるのはよい。

ONYX Internatinal Androidタブレット E Ink電子ペーパー BOOX Tab Ultra さらに詳細な最適化設定も行える。手間はかかるが自分好みに調整できるのは好印象だ
ONYX Internatinal Androidタブレット E Ink電子ペーパー BOOX Tab Ultra 最適化設定の画面は、アプリの一覧でアプリアイコンを長押しして呼び出すことも可能だ
ONYX Internatinal Androidタブレット E Ink電子ペーパー BOOX Tab Ultra アプリごとのリフレッシュモードは、一覧で確認することもできる

 続いて、オプションのBOOX Tab Ultra キーボード付ケースを見ていこう。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月10日 更新
  1. ワコム、Android液タブ「Wacom MovinkPad」シリーズを最大約4.8万円値上げ 9月25日から (2026年09月09日)
  2. 薄型化とカメラ強化が光る「Pixel 11 Pro Fold」徹底レビュー! Galaxy Z Foldとの比較で見えた“正統進化”の真価 (2026年09月09日)
  3. 天井照明一体型プロジェクター「Aladdin X3 Laser 4K」を試す 4K+3色レーザーで“本気の大画面シアター”に進化 (2026年09月09日)
  4. 超小型レトロオーディオ体験をFIIO「Snowsky ECHO NANO」で スマホリスニングのモヤモヤを解消するかも? (2026年09月08日)
  5. 「RTX Spark」搭載のWindows PCは10月に登場 LAN内のPCを束ねてローカルAI処理を分散・高速化する「NVIDIA PAIR」β版も公開 (2026年09月07日)
  6. 実売1万円台&縦置き対応! ONPUの14型モバイルディスプレイは初心者の強い味方だった (2026年09月08日)
  7. 4Kゲームプレイを低遅延で配信・録画できる「UGREEN 4K HDMI キャプチャーボード」がセールで30%オフの4199円に (2026年09月09日)
  8. Apple参入のうわさで沸く2026年 パイオニア・サムスンが魅せる「折りたたみスマホ」の現在地 (2026年09月09日)
  9. 10月に登場する「RTX Spark」搭載PCで見た“不可解な”設定値 次期Windowsで変わるGPUメモリの仕組み (2026年09月07日)
  10. 両手が塞がっていても瞬間解錠できるスマートキー「SwitchBot スマートロック Ultra 顔認証パッド」がセールで20%オフの2万7980円に (2026年09月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー