テックワンは3月31日、中国ONE-NETBOOK Technology製のポータブルゲーミングPC「ONEXPLAYER2」を発売する。税込み価格は16万6000円からで、小型モバイルPC専門店「ハイビーム」では2月9日から購入予約を受け付けている。
その名の通り、ONEXPLAYER2は「ONEXPLAYER(AMD版)」の後継モデルとなる。APU(GPU統合型CPU)を「Ryzen 7 6800U」(2.7GHz〜4.7GHz/8コア16スレッド)とすることで特にGPU性能を引き上げた他、パッド(ゲームコントローラー)を着脱式とし、ペン入力対応のディスプレイを備えることで「パワフルなタブレットPC」として運用できるようになったことが特徴だ。
搭載するAPUはRyzen 7 6800Uで、GPUはAPU内蔵の「Radeon 680M」を利用する。Radeon 680MはRDNA 2アーキテクチャを採用しており、ハードウェアによるリアルタイムレイトレーシングにも対応する。ゲームタイトルや設定にもよるが、720p(HD/1280×720ピクセル)から1080p(フルHD/1920×1080ピクセル)の描画であれば多くのゲームを楽しめる。必要に応じて、USB4端子にThunderbolt 3対応の外付けGPUボックスを接続することも可能だ。
メインメモリは16GBまたは32GB(LPDDR5規格、増設/換装不可)で、ストレージは1TBまたは2TBのSSD(PCI Express接続)を搭載する。OSはWindows 11 Homeをプリインストールしている。
ディスプレイは約8.4型の液晶で、最大解像度は2560×1600ピクセル(アスペクト比16:10)となっている。本モデルではタッチ操作に加えてペン入力にも対応しており、市販のMPP(Microsoft Pen Protocol)準拠のアクティブペンを利用可能だ(筆圧は最大4096段階検知)。
スピーカーは12(縦)×27(横)mmサイズの2基構成で、HARMAN(ハーマン)の監修を受けている。従来モデルと比べると、音質と音圧(音の大きさ)共に改善したという。
ポート類は本体上部にmicroSDメモリーカードスロット、USB 3.0 Type-A端子、USB4端子とイヤフォン/マイクコンボ端子を、本体下部にUSB 3.2 Gen 2x2 Type-C端子を備えている。USB4端子とUSB 3.2 Gen 2x2 Type-C端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力(最大100W)と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力をサポートする。
ワイヤレス通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.1を利用可能だ。
先述のように、ゲーム用のコントローラーは着脱できるようになっている。左右のジョイスティックはアルプスアルパイン製の高品質なものを採用しており、デッドゾーン(無反応領域)を極小化したという。
なお、別売のハンドグリップコネクター(ジョイント)を用意すると、このコントローラーをワイヤレスで利用することもできる。
ボディーサイズは、コントローラー装着時が約310(幅)×127(高さ)×23(厚さ)mmで、本体単体(タブレットモード)時は幅が約208mmとなる。重量は本体が約709g、コントローラーが約146g、別売のキーボードが約150gとなる。
バッテリー容量は1万7100mAh(定格)で、ゲームによっては5時間以上の連続プレイが可能だという。
ONEXPLAYER2は、ミッドナイトブラックとスノーホワイトの2色展開となる。テックワンでは各色にメモリとSSDの容量が異なる3モデルを用意しており、それぞれの税込み価格は以下の通りとなる(括弧内はハイビームで予約購入した場合の価格)。
別売のキーボードは税込み8980円で販売される。ハンドグリップコネクターの価格は未定で、後日発表される。
ハイビームで予約購入すると、上記の特別価格で購入できる他、2月20日までに予約をすると別売のキーボードと専用ケースもプレゼントされる。
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