ライバルはSurface? テックワンが携帯ゲーミングPC「ONEXPLAYER2」を3月31日に発売 16万6000円から予約特典(値引き+粗品)あり

» 2023年02月09日 11時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 テックワンは3月31日、中国ONE-NETBOOK Technology製のポータブルゲーミングPC「ONEXPLAYER2」を発売する。税込み価格は16万6000円からで、小型モバイルPC専門店「ハイビーム」では2月9日から購入予約を受け付けている。

ONEXPLAYER2 ONEXPLAYER2の試作機(スノーホワイト)

ONEXPLAYER2の概要

 その名の通り、ONEXPLAYER2は「ONEXPLAYER(AMD版)」の後継モデルとなる。APU(GPU統合型CPU)を「Ryzen 7 6800U」(2.7GHz〜4.7GHz/8コア16スレッド)とすることで特にGPU性能を引き上げた他、パッド(ゲームコントローラー)を着脱式とし、ペン入力対応のディスプレイを備えることで「パワフルなタブレットPC」として運用できるようになったことが特徴だ。

コントローラー 本体左右のコントローラーは着脱式となった。不要な場合は取り外すことで本体の横幅を抑えられる
スタンド 自立用のスタンドも備えている
別売のキーボード 別売のキーボードを装着すればビジネス用途にも便利に使える
キーボード キーボードはONEXPLAYER用と同様にポゴピン接続で、US(米国英語)配列/タッチパッド付きとなっているが、ONEXPLAYER用との形状互換性はない

 搭載するAPUはRyzen 7 6800Uで、GPUはAPU内蔵の「Radeon 680M」を利用する。Radeon 680MはRDNA 2アーキテクチャを採用しており、ハードウェアによるリアルタイムレイトレーシングにも対応する。ゲームタイトルや設定にもよるが、720p(HD/1280×720ピクセル)から1080p(フルHD/1920×1080ピクセル)の描画であれば多くのゲームを楽しめる。必要に応じて、USB4端子にThunderbolt 3対応の外付けGPUボックスを接続することも可能だ。

 メインメモリは16GBまたは32GB(LPDDR5規格、増設/換装不可)で、ストレージは1TBまたは2TBのSSD(PCI Express接続)を搭載する。OSはWindows 11 Homeをプリインストールしている。

パワフル Ryzen 7 6800Uを搭載することで、特にGPU回りのパフォーマンスが向上した
冷却ファン 背面には大きめの吸気ファンが搭載されており、ピーク性能を維持しやすいようにしている(排気は上部から行う)

 ディスプレイは約8.4型の液晶で、最大解像度は2560×1600ピクセル(アスペクト比16:10)となっている。本モデルではタッチ操作に加えてペン入力にも対応しており、市販のMPP(Microsoft Pen Protocol)準拠のアクティブペンを利用可能だ(筆圧は最大4096段階検知)。

 スピーカーは12(縦)×27(横)mmサイズの2基構成で、HARMAN(ハーマン)の監修を受けている。従来モデルと比べると、音質と音圧(音の大きさ)共に改善したという。

ディスプレイ 720p表示でゲームを楽しむことを想定して、ディスプレイの解像度はちょうど4倍の2560×1600ピクセルとした

 ポート類は本体上部にmicroSDメモリーカードスロット、USB 3.0 Type-A端子、USB4端子とイヤフォン/マイクコンボ端子を、本体下部にUSB 3.2 Gen 2x2 Type-C端子を備えている。USB4端子とUSB 3.2 Gen 2x2 Type-C端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力(最大100W)と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力をサポートする。

 ワイヤレス通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.1を利用可能だ。

上部 本体上部のポート類,本体上部のポート類
下部 本体下部のポート類,本体下部のポート類。なお、USB 3.2 Gen 2x2端子に接続するためのドッキングステーションも後日発売される予定だという

 先述のように、ゲーム用のコントローラーは着脱できるようになっている。左右のジョイスティックはアルプスアルパイン製の高品質なものを採用しており、デッドゾーン(無反応領域)を極小化したという。

 なお、別売のハンドグリップコネクター(ジョイント)を用意すると、このコントローラーをワイヤレスで利用することもできる。

左 左コントローラー
右 右コントローラー。左右共に上部にトリガーボタンが2つずつ付いている
ポゴピン コントローラーはポゴピン接続となっている

 ボディーサイズは、コントローラー装着時が約310(幅)×127(高さ)×23(厚さ)mmで、本体単体(タブレットモード)時は幅が約208mmとなる。重量は本体が約709g、コントローラーが約146g、別売のキーボードが約150gとなる。

 バッテリー容量は1万7100mAh(定格)で、ゲームによっては5時間以上の連続プレイが可能だという。

バッテリー バッテリーは定格で1万7100mAhという大容量のものを搭載している

ラインアップと価格

 ONEXPLAYER2は、ミッドナイトブラックとスノーホワイトの2色展開となる。テックワンでは各色にメモリとSSDの容量が異なる3モデルを用意しており、それぞれの税込み価格は以下の通りとなる(括弧内はハイビームで予約購入した場合の価格)。

  • 16GBメモリ+1TB SSD:16万6600円(14万9400円)
  • 32GBメモリ+1TB SSD:18万2000円(16万3800円)
  • 32GBメモリ+2TB SSD:19万8000円(17万8200円)

 別売のキーボードは税込み8980円で販売される。ハンドグリップコネクターの価格は未定で、後日発表される。

価格 ラインアップと価格の一覧
ミッドナイトブラック ボディーカラーはミッドナイトブラックも選択可能だ(写真は試作機)

ハイビームの予約特典

 ハイビームで予約購入すると、上記の特別価格で購入できる他、2月20日までに予約をすると別売のキーボードと専用ケースもプレゼントされる。

予約購入特典 ハイビームにおける予約購入特典

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