一体型スタンドでスピーカーも内蔵! AASパネルを備えたアイリスオーヤマの15.6型モバイルディスプレイ「DP-BF162S-B」を試して分かったことモバイルディスプレイの道(1/3 ページ)

» 2023年02月13日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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 アイリスオーヤマの「DP-BF162S-B」は、15.6型のモバイルディスプレイだ。同社はこれまでにもモバイルディスプレイを複数手掛けているが、本製品は過去のモデルにみられたスタンド兼用カバーが付属したタイプではなく、本体とスタンドが一体化した仕様を採用していることが特徴だ。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。

アイリスオーヤマの15.6型モニター「DP-BF162S-B」。ボディーサイズは約356(幅)×14(奥行き)×223(厚さ)mmだ

スタンドとの一体構造を採用 ケーブルを挿したままではたためない?

 まずは基本的な仕様をざっと押さえておこう。画面サイズは15.6型で、パネルはIPS方式のバリエーションであるAAS、ノングレア加工が施されている。輝度は250ニト、コントラスト比は700:1、画面解像度は1920×1080ピクセルで、応答速度は10ms(GtoG時)となっている。

 また製品ページには記載がないが、取扱説明書によると視野角は上下/左右ともに178度、リフレッシュレートは60Hzとされている。これらの値は、一般的なモバイルディスプレイと比べてもごく標準的だ。タッチ操作やバッテリー駆動などの特殊な機能は備えていない。

 ボディーは、スタンドと一体化した構造だ。スタンドはボディーの外周を覆う形状で、無段階で最大175度まで可動する。折りたたむとボディーと完全に一体化して、段差がなくなるのが特徴だ。

 もっとも、このスタンドだが本体側面に配置されたポートやボタンを外側から覆うように取り付けられているため、ケーブルを挿したままではスタンドを完全にたたむことができない。バッグに片付ける時はケーブルを抜くはずなので問題はないものの、社内で一時的にケーブルを挿したまま持ち歩きたい場合には不便な仕様だ。

 その一方で、ケーブルを抜いた状態では、スタンドをたたむことによってポートがふさがれるので、ほこりなどの侵入を防ぎやすいメリットはある。これらをトータルで便利と感じるか不便と感じるかは、使い方によって変わってくるだろう。この構造による別のデメリットについては後述する。

アイリスオーヤマ DP-BF162S-B 15.6型 モバイルディスプレイ 製品外観。ロゴはあるものの全体的にシンプルな印象で、ベゼルもスリムだ
アイリスオーヤマ DP-BF162S-B 15.6型 モバイルディスプレイ 背面。スタンドは本体と一体化しており、取り外しはできない
アイリスオーヤマ DP-BF162S-B 15.6型 モバイルディスプレイ スタンドは背面下部にある段差の周囲を覆う構造だ
アイリスオーヤマ DP-BF162S-B 15.6型 モバイルディスプレイ スタンドをたたんだ状態。背面下部の段差と一体化している
アイリスオーヤマ DP-BF162S-B 15.6型 モバイルディスプレイ スタンドを起こしたところ。無段階で可動する
アイリスオーヤマ DP-BF162S-B 15.6型 モバイルディスプレイ 可動は最大175度まで。ぴったり180度まで開くことはできず、わずかに浮いてしまう
アイリスオーヤマ DP-BF162S-B 15.6型 モバイルディスプレイ 横から見たところ。通常はこのくらいの角度で使うことになるだろう
アイリスオーヤマ DP-BF162S-B 15.6型 モバイルディスプレイ 構造上、ケーブルを挿したままではスタンドを完全にたためない

 付属品はUSB Type-Cケーブルの他にHDMIケーブル、さらに給電に使うUSB Type-A→Type-C仕様のケーブルがセットになっている。加えて、本体の輸送に使うカバーやクリーニングクロスなど、付属品は一通りそろっている。

 本製品はスタンドが一体化しており、必要なのはどちらかというとカバーではなくポーチのように感じるが、これは自身で調達することになる。

 ちなみにこのカバー、他社製品でよくあるスタンドと一体になったカバーと外観はそっくりなのだが、マグネットなどの吸着機構はなく、本体をただ一周させるだけなので、手で押さえていないとブランと垂れ下がってしまう。外れないよう手で押さえたままバッグに入れても、バッグの中で外れてしまうかもしれず、どのような使い方を想定しているのかが悩ましい。

 重量はホームページ上では1kg、取扱説明書や直販サイトではカバー付きで1030g、さらに実測では802gとバラバラだ。誤差は仕方ないにしても、本製品はカバーは必須ではないので、本体のみ重量の記載は必要だろう。このあたり、正確かつ分かりやすい情報提供を望みたいところだ。

アイリスオーヤマ DP-BF162S-B 15.6型 モバイルディスプレイ 本体を覆うカバーに加え、3種類のケーブル、クリーニングクロスが付属する
アイリスオーヤマ DP-BF162S-B 15.6型 モバイルディスプレイ 本体を覆うカバー(左)は、マグネットで吸着するわけではなく、ただ覆うだけだ
アイリスオーヤマ DP-BF162S-B 15.6型 モバイルディスプレイ 重量は実測で802gだった。ホームページ上の表記はざっくりと「1kg」ゆえ、差の大きさに戸惑う

 続いて、実際にノートPCと接続してみよう。

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