Fire TV Stickを直接装着できてDisplayPortも備えたレア仕様 センチュリーのモバイルディスプレイを試すモバイルディスプレイの道(1/3 ページ)

» 2023年01月13日 14時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 センチュリーの「LCD-11600FHD4」は、11.6型のモバイルディスプレイだ。画面サイズは小ぶりながらフルHD(1920×1080ピクセル)に対応し、フルサイズのHDMIポートやDisplayPortも搭載しているなど、他のモバイルディスプレイにあまりない特徴を備えている。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。

センチュリー 11.6型 モバイルディスプレイ LCD-11600FHD4 センチュリーの11.6型モバイルディスプレイ「LCD-11600FHD4」。ボディーサイズは約306(幅)×200.5(奥行き)×33.5(厚さ)mmある

コンパクトな11.6型パネルでAHVA方式のパネルを採用

 まずは、基本的な仕様をざっと押さえておこう。画面サイズは11.6型と、現在市販されているモバイルディスプレイの中では最小サイズといっていい部類に入る。その一方で画面解像度はフルHD(1920×1080ドット)と、サイズの割には高解像度だ。

 リフレッシュレートは60Hz、輝度は300ニト、応答速度は25msと、これらは現行のモバイルディスプレイの中ではやや控えめな値だが、出力1Wとはいえスピーカーを搭載するなど、機能はどちらかというと多い部類に入る。

 従来モデルに当たる2020年発売の「LCD-11600FHD3」との大きな違いは、IPS液晶がAHVA方式のパネルに変更になったことだ。AHVA方式は広い視野角が特徴で、水平/垂直ともに178度を実現している。この他にもノングレアからグレア調へ、コントラスト比は1000:1から800:1へと変更されており、これもパネル変更の影響とみられる。

 スタンドは本体背面のVESAマウント(75mm)にネジで固定されており、これを取り外して別売のディスプレイアームなどに取り付けることも可能だ。ちなみに付属のスタンドは角度を自由に調整できるが、狙ったところでピタッと固定できるほどの精度はなく、安定性はあまり高くはない。

センチュリー 11.6型 モバイルディスプレイ LCD-11600FHD4 画面サイズは珍しい11.6型だ。ベゼルはかなり太く、画面との段差もある
センチュリー 11.6型 モバイルディスプレイ LCD-11600FHD4 スタンドはVESAマウントにネジ止めされている
センチュリー 11.6型 モバイルディスプレイ LCD-11600FHD4 背面の上部に2基のスピーカーを備える
センチュリー 11.6型 モバイルディスプレイ LCD-11600FHD4 スタンドは無段階で可変するが、ピタッと止まらずやや遊びがあるので微妙な角度調整は苦手だ
センチュリー 11.6型 モバイルディスプレイ LCD-11600FHD4 横から見たところ。これはなるべく垂直寄りにした状態
センチュリー 11.6型 モバイルディスプレイ LCD-11600FHD4 こちらは、なるべく水平寄りにした状態。可動範囲は他製品と比べても広い
センチュリー 11.6型 モバイルディスプレイ LCD-11600FHD4 スタンドを取り外したところ。VESAマウントは100mmではなく75mmだ
センチュリー 11.6型 モバイルディスプレイ LCD-11600FHD4 下方から見たところ。ポートやボタン類のある右側が大きく盛り上がっている

 接続方式は、昨今のモバイルディスプレイのトレンドであるUSB Type-Cには対応せず、HDMIもしくはDisplayPortの2種類のみとなる。DisplayPortを搭載しているだけでも珍しいのだが、それぞれのポートがフルサイズなのもユニークだ。これならば、本体にHDMIコネクターを備える動画視聴デバイス、具体的にはAmazonの「Fire TV Stick」などを直接差し込むことも可能だ。

 重量は公称値で約700gと、スタンドも含んだ値とはいえ、11.6型という画面サイズからするとかなり重い部類に入る。ボディーも約33.5mmと相当な厚みがあり、折りたたんだスタンドの先端がボディーよりも外に突き出てしまうため、バッグに入れる際に引っかかりやすく、持ち歩きにはいくつか難がある。どちらかというと据え置き利用向けだろう。

 付属品はHDMIケーブル、給電用USBケーブルに加えて、専用のACアダプターがセットになっている。DisplayPortケーブルは付属しないので要注意だ。なお給電用USBケーブルとACアダプターの接続先はminiBポートで、フォームファクターの古さを感じるが、電源供給以外に使用するわけではないので、気にしなければ特に問題はない。

センチュリー 11.6型 モバイルディスプレイ LCD-11600FHD4 ポートとボタン類は右側面に集中している。フルサイズのHDMIに加え、DisplayPortも搭載する。いずれもHDCPに対応している
センチュリー 11.6型 モバイルディスプレイ LCD-11600FHD4 重量は実測で688g(スタンド含む)と、画面サイズからするとやや重めだ
センチュリー 11.6型 モバイルディスプレイ LCD-11600FHD4 HDMIケーブルの他、充電用USBケーブル、ACアダプターが付属する。DisplayPortケーブルは付属しない
センチュリー 11.6型 モバイルディスプレイ LCD-11600FHD4 充電用USBケーブルは、今となっては珍しいminiB仕様となる。ちなみに、ACアダプターのジャックもminiB仕様だ
センチュリー 11.6型 モバイルディスプレイ LCD-11600FHD4 HDMIはminiHDMIではなく、モバイルディスプレイとしては珍しいフルサイズだ

 それでは、ノートPCに接続してみよう。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  2. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  3. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  4. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  5. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  6. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  7. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  8. LGが4K有機EL TVの2026年モデルを発表 映像プロセッサを刷新し120Hz以上の高速表示にも対応 (2026年06月09日)
  9. 夜間もフルカラーで鮮明に記録できる「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ 5MP」が15%オフの7674円に (2026年06月10日)
  10. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー