15.6型フルHD対応で税込み1万7800円! サンコーのモバイルディスプレイ「INPRMNHBK」を試して分かったことモバイルディスプレイの道(1/3 ページ)

» 2022年12月27日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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 サンコーの「INPRMNHBK」は、15.6型のフルHD(1920×1080ピクセル)対応モバイルディスプレイだ。USB Type-CとHDMIに両対応しており、税込み1万7800円という実売価格の安さが大きな特徴となる。

 ノーブランド品ならまだしも、保証がついて2万円を切る15.6型のモバイルディスプレイは珍しく、どのような製品なのか気になるところだ。メーカーから実機を借用したので、ざっとレビューをお届けする。

サンコー モバイルディスプレイ INPRMNHBK サンコーの15.6型モバイルディスプレイ「INPRMNHBK」。ボディーサイズは約365(幅)×225(奥行き)×13.8(厚さ)mmある

安価だが基本機能はしっかりとカバー

 まずは基本的な仕様をざっと押さえておこう。画面サイズは15.6型で、解像度は1920×1080ピクセル、視野角は水平/垂直ともに170度。IPS液晶を採用しており、画面はノングレアだ。

 コントラスト比は1000:1、リフレッシュレートは60Hz、輝度は280ニトとされている。これらのスペックは、一般的なモバイルディスプレイと比べて際立った特徴こそないものの、大きく欠けている要素は見受けられない。タッチスクリーンは非搭載だ。

 ボディーは樹脂製で、ベゼルの厚みもあるなど、昨今のモバイルディスプレイの中ではやや野暮ったい印象を受ける。ボディー自体かなり厚みもあるが、これはスタンドが内蔵されている影響が大きい。スタンドは対角線を横切るように取り付けられており、縦置きでも横置きでも使用できる仕組みだ。

サンコー モバイルディスプレイ INPRMNHBK 本体。ロゴもなくシンプルなデザインだが、厚みもありやや野暮ったい
サンコー モバイルディスプレイ INPRMNHBK 背面。対角線上に配置されたスタンドで立てる構造だ
サンコー モバイルディスプレイ INPRMNHBK スタンドは本体にすっぽりハマるので段差もできず、バッグへの出し入れもスムーズに行える
サンコー モバイルディスプレイ INPRMNHBK スタンドの角度を途中で固定するギミックはなく、角度は実質この1段階のみとなる
サンコー モバイルディスプレイ INPRMNHBK 縦置きにも対応する。本製品の大きなメリットの1つだ
サンコー モバイルディスプレイ INPRMNHBK ポートおよびボタン類は本体右側面にまとめられている。イヤフォンジャックもある

 重量は公称値で約692gと、スタンドを内蔵する割には軽量だ。付属品はUSB Type-CとHDMIケーブル、さらに電源供給用のUSB Type-A→Type-Cケーブルの3本と、こちらもコストダウンのために何かが省かれているといったことはなく、一通り必要なものがセットになっている。

 唯一欠けているのは、持ち運びのためのポーチ類だ。ボディーの形状は特殊ではないので、ノートPC用のスリーブケースで代用するとよいだろう。

サンコー モバイルディスプレイ INPRMNHBK 重量は実測で685gだった。スタンド込みと考えると十分に軽量だ
サンコー モバイルディスプレイ INPRMNHBK 付属品はケーブル3種類とシンプルで、ポーチ類は付属しない

 早速、ノートPCに接続してみよう。

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