サンコーの「INPRMNHBK」は、15.6型のフルHD(1920×1080ピクセル)対応モバイルディスプレイだ。USB Type-CとHDMIに両対応しており、税込み1万7800円という実売価格の安さが大きな特徴となる。
ノーブランド品ならまだしも、保証がついて2万円を切る15.6型のモバイルディスプレイは珍しく、どのような製品なのか気になるところだ。メーカーから実機を借用したので、ざっとレビューをお届けする。
まずは基本的な仕様をざっと押さえておこう。画面サイズは15.6型で、解像度は1920×1080ピクセル、視野角は水平/垂直ともに170度。IPS液晶を採用しており、画面はノングレアだ。
コントラスト比は1000:1、リフレッシュレートは60Hz、輝度は280ニトとされている。これらのスペックは、一般的なモバイルディスプレイと比べて際立った特徴こそないものの、大きく欠けている要素は見受けられない。タッチスクリーンは非搭載だ。
ボディーは樹脂製で、ベゼルの厚みもあるなど、昨今のモバイルディスプレイの中ではやや野暮ったい印象を受ける。ボディー自体かなり厚みもあるが、これはスタンドが内蔵されている影響が大きい。スタンドは対角線を横切るように取り付けられており、縦置きでも横置きでも使用できる仕組みだ。
重量は公称値で約692gと、スタンドを内蔵する割には軽量だ。付属品はUSB Type-CとHDMIケーブル、さらに電源供給用のUSB Type-A→Type-Cケーブルの3本と、こちらもコストダウンのために何かが省かれているといったことはなく、一通り必要なものがセットになっている。
唯一欠けているのは、持ち運びのためのポーチ類だ。ボディーの形状は特殊ではないので、ノートPC用のスリーブケースで代用するとよいだろう。
早速、ノートPCに接続してみよう。
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