ASUS JAPANは2月17日に発表会を開催し、同社が展開する「ROG」(Republic of Gamers)ブランド初となるeスポーツコレクション「ACE SERIES」を日本で展開すると発表した。ACE SERIESについては2023年1月に開催された「CES 2023」で発表されていたが、日本での展開も明らかになった形だ。
※後日、価格や発表日が明らかになったので追記しました(2月24日20時)
今回はディスプレイ、キーボードやマウスといったゲーミングデバイスの新モデルがめじろ押しだ。中でも注目は、27型でハイリフレッシュレートに対応した有機ELディスプレイ「ROG Swift 360Hz PG27AQN」と「ROG Swift OLED WQHD PG27AQDM」である。
ROG Swift 360Hz PG27AQNは27型のIPSパネルを採用し、WQHD(2560×1440ピクセル)という高解像度ながら、360Hzという高いリフレッシュレートを実現したモデルだ。同社はこのモデルを「世界最速の1440pモデル」と呼んでいる。発売日は3月10日で、市場想定価格は17万8920円(税込み、以下同様)となる。
この速度を達成するため、複屈折率が高く粘性が低い新型の液晶パネルを利用し、液晶配列を最適化することで応答速度を向上させたという。また通常は左上から一方向でのみ画面を切り替えていたところを、左上と右下同時に切り替える2層電圧ドライバー構造として速度を速めた。
WQHDというサイズで展開することについては、「4Kでは写真や画像を見るのには適しているが、仕事をする場合などでは(等倍表示だと) 文字表示が小さくなって読みづらい。文字を拡大すると表示領域が狭くなってしまう」と黄氏。また4Kでリフレッシュレートを高くすると、ハイエンドのグラフィックスカードも必要となる。このためWQHDのサイズが「バランスが良く、ちょうどいい」と黄氏は語る。
ROG Swift 360Hz PG27AQNに搭載されたユニークな機能として、「eSportsデュアルモード」がある。これは27型の本機を1080p解像度のサイズでプレイしたり、画面の中央に25型サイズに圧縮した2368×1332ピクセルのエリアを設け、そこでプレイすることができるというものだ。
ROG Swift 360Hz PG27AQNに用意されるインタフェースはHDMI2.0×3、DisplayPort1.4×1に加えて、USBパススルーのためのUSB Type-Bポート×1、USB Type-Aポート×2となっている。
一方のROG Swift OLED PG27AQDMはWQHD(2560×1440ピクセル)の解像度を持つ有機ELパネルを採用したモデルだ。リフレッシュレートは240Hzで、応答速度は0.03ms、G-SYNC Compatibleをうたっている。
色域はDCI-P3で98%のカバー率、ΔE<2の色精度となる。表面はノングレアで画面への反射を抑えているという。また、カスタムヒートシンクと電圧最適化機能を備えることで、有機ELパネルの長寿命化を図っている。
インタフェースは、2基のHDMI 2.0入力端子と1基のDisplayPort 1.4入力端子、USBハブ機能を備える。
続いて、キースイッチまで交換できるカスタムゲーミングキーボードを見ていこう。
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