キースイッチを交換可能! こだわりマウス「ROG Chakram X」を試して分かったことアナログスティックも装備(1/4 ページ)

» 2022年08月15日 13時00分 公開
[今藤弘一ITmedia]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 ASUS JAPANから発売されている「ROG Chakramシリーズ」は、本体左側面にスティックを用意するという特徴を持つゲーミングマウスだ。

 最新の「ROG Chakram X」(以下、Chakram X)は、ジョイスティックを前後上下に動かした際の挙動を指定する「デジタルモード」の他に、アナログスティックのようにぐりぐりと使える「アナログモード」を備え、その手前に配置されている前後上下のボタンと組み合わせればゲームパッドのようにも使える。今回はこのChakram Xについて紹介していこう。

 なお、原稿執筆時の価格は、同社直販「ASUS Store」で税込み1万9980円だった。

ROG Chakram X ASUS JAPANのゲーミングマウス「ROG Chakram X」

有線と2.4GHz無線、Bluetoothでの接続に対応

 まずはChakram Xの本体回りから見ていこう。本体サイズは約132.7(幅)×76.6(奥行き)×42.8(高さ)mmで、重量の公称値は約127g、付属するケーブルを含めた重量は実測で168gだった。付属ケーブル(USB Type-C→USB Type-A)の長さは約2mあり、実用的には十分だ。

 素材は「ROGパラコートケーブル」という独自のもので、とてもしなやかなで、マウスを動かしていてもケーブルに引っ張られるということなく利用できる。PCとの接続は、PC側がUSB Type-A端子、マウス側がUSB Type-C端子となる。

ROG Chakram X 付属品の一覧。細かなパーツが多く、持ち運び用のケースもある

 左クリックと右クリック、ホイールクリックに加え、先ほど述べたジョイスティックの上下/左右、4つのボタン、計11個の全てがプログラマブルで、任意の機能を割り当てられる。機能を割り当てるにはユーティリティー「Armoury Crate」が必要だが、これについては後ほど詳しく述べる。

 ジョイスティックには高さの違う2つのスティックが別に用意されており、最初から取り付けられているものと加えて3種類が用意されている。

ROG Chakram X 本体正面。充電兼有線接続用のUSB Type-C端子が用意されている
ROG Chakram X 左側面にジョイスティックと、4つのボタンを配置する
ROG Chakram X 右側面にROGERのロゴがある
ROG Chakram X 電源オフ時の天面はシンプルだ
ROG Chakram X ジョイスティックは付け替えて使用できる。高さが異なる3タイプが用意されている

 本体は有線だけでなく、独自の2.4GHz無線方式やBluetoothにも対応する。有線と2.4GHz、Bluetoothの切り替えは底面のスイッチで行う。Bluetoothだが、同じく底面にあるボタンでペアリング可能だ。Bluetoothでは最大3台のデバイスとペアリングでき、ボタンを押すことでデバイスを切り替えられる。

 底面にはもう1つのボタンが用意されており、それを押すことで解像度(dpi)の切り替えが可能だ。また2.4GHz無線用のドングルにはUSB Type-C→Type-A変換コネクターが付属しており、有線ケーブルの先にコネクターとドングルを差し、PCへつなげて使えるようになっている。

 Chakram Xを無線で利用した場合のバッテリー持ち時間は、公称で最長114時間だ。かなり長時間使えるので、試用している際もバッテリーの持ちを気にしたことはなかった。バッテリーは付属のケーブルでの充電に加え、Qiのワイヤレス充電にも対応している。「ROG Balteus Qi」などのワイヤレス充電付きマウスパッドを利用すると、便利に使い続けられる。

 底面には、マウスの滑りをよくするためにPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)で作られたソールが配置されている。PTFEを採用しているゲーミングマウスは多いが、とても滑りがよいのでマウスを動かしやすい。

ROG Chakram X 底面上部に用意されているボタンとスイッチ。左からBluetoothペアリングボタン、Bluetooth/有線/無線切り替えスイッチ、dpi切り替えボタンとなる。白色のものがPTFEで作られたソールだ

 続いて、本製品の大きな特徴であるキースイッチを見ていこう。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年03月19日 更新
  1. 無償版「Copilot」でもフルタイムでGPT-4 Turboが利用可能に/「Copilot for Security」が4月1日から一般提供開始 (2024年03月17日)
  2. ナゼか小型タブレットでお絵描きにハマりそう! NECPC「LAVIE Tab T14/T9」 の実機を試して分かった驚き (2024年03月18日)
  3. 外付けGPU「ONEXGPU」でビジネスノートPCをパワーアップしてみた オンライン会議における“もっさり”の解決策になる? (2024年03月19日)
  4. 最高6.2GHzで動作するCoreプロセッサ現行最上位の「Core i9-14900KS」がデビュー! (2024年03月18日)
  5. 総務省がCHUWI(ツーウェイ)を「行政指導」 一部モデルで認証の取得漏れなどが判明 当該機種では「5GHz帯Wi-Fi」は使わないように (2023年04月13日)
  6. ロープロで2スロット厚! NVIDIA RTX 2000 “Ada世代”のグラフィックスカードが登場! (2024年03月16日)
  7. 新「M3 MacBook Air」は守備範囲の広さが魅力 MacBook Proとの違いはある? 買い替え検討者に伝えたい注目ポイント (2024年03月14日)
  8. PCの累計生産台数5000万台突破目前! 「島根富士通」が出雲にある理由 (2024年03月15日)
  9. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  10. Copilotで画像を生成できる「Image Creator」を試してみよう (2024年03月15日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー