4年ぶりに開催されたカメラの大規模展示会「CP+2023」に行ってきた(1/3 ページ)

» 2023年02月25日 14時00分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]
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 カメラファン待望のイベントが帰ってきた──写真や映像に関連した製品や技術が一堂に会する展示会「CP+」が、4年ぶりにオフライン開催された。期日は2月23日〜26日で、会場は神奈川横浜市にあるパシフィコ横浜だ。

CP+2023 カメラ 横浜 首や肩への負担を軽減するサクラスリングの開発者である杉山さくら氏が手にしているのは……?
CP+2023 カメラ 横浜 4年ぶりのオフライン開催となった「CP+2023」。会場はパシフィコ横浜だ

 オフライン/オンライン会場に40社を超える企業が出展するカメラの祭典で見つけた、PC USERの読者のみなさんにも興味をもってもらえそうなものを紹介していきたい。

よりリアルなVR/MR体験のできるキヤノンブース

 到着してすぐ、「お、長蛇の列ができているな」と思い、その最後尾に並んだのはキヤノンブースに設けられたVR/MR体験コーナーだ。

CP+2023 カメラ 横浜 キヤノンの手掛ける複合現実を体験できるVR/MR体験コーナー

 キヤノンでは、VRからMRまでのxRコンテンツ制作サービスを提供しており、制作用のシステム構築、教育といったソリューションを提供している。現在、3DCADの現場やショールームなどで利用されているが、このように多くの人に体験してもらうことで、「利用例の提案」をしたいという。

 表示されたコンテンツでは、3人のダンサーが前後へと移動しながら華麗に踊り、白いキューブが弾けたり、回転したり、顔の近くを通過したりする演出が施されており、仮想現実を楽しめるものとなっていた。ちなみに、デモ用の機材は「Meta Quest 2」だった。

CP+2023 カメラ 横浜 おなじみMeta Quest 2を装着してVRを体験

 VRコンテンツの体験後、続けてMRを体験する。体験者にあてがわれた機材は「MREAL」(エムリアル)だ。電源を入れると、真っ暗だった画面が明るくなり、周囲の様子をレンズを通して確認できるようになる。

CP+2023 カメラ 横浜 こちらは「MREAL」。軽量コンパクトなヘッドマウントディスプレイで、今回はハンドヘルドユニットを使って体験した

 コンテンツが始まると、前方にあるパネルから先ほどと同じ3人のダンサーが現れて、踊りながらパネルから出たり、パネルに入ったりする。床に置かれている白いキューブに座る、両手でそれを投げる動作をして、キューブを増やす/消す/小さくなったキューブを自在に空間に浮かべて操る、などの動作を体験した。

 映像であるダンサーの周囲には、スタッフや来場者の姿、自分の足元なども見えるため、MREALを装着している間に動き回っても、何かにぶつかることはなさそうだ。

CP+2023 カメラ 横浜 途中で「Touch」と表示されたので、手を伸ばしているところ。周囲の人も楽しめるよう、パネルにはプロジェクションマッピングが投影されている。パネルそのものは演出のために置いてあるとのことだ

インスタントカメラ/プリンタの「iNSPiC」シリーズも体験できる

 同じキヤノンブースでは、スマホアプリ経由でその場ですぐにプリントできる「iNSPiC」もデモ展示していた。カメラレンズ付きで、単体で撮影からプリントまで行える「ZV-223」と、スマホで撮った写真をプリントできる「PV-223」だ。

 iNSPiCシリーズには、インクリボンやトナーなどが不要だ。なぜなら、専用ペーパーに結晶状のシアン/マゼンタ/イエローのインクが埋め込まれている「Zink」方式を採用しているからだ。これに最適な熱を加えることで、それぞれの結晶が溶けて、画像を得られるという仕組みになっている。富士フイルムの「チェキ」やポラロイドカメラと異なり、待たずに写真を確認できるのがいい。

CP+2023 カメラ 横浜 レンズ付きタイプの「ZV-223」では、撮影が終わるとプリントが始まる。プリントには、Zink Technologyが活用されている
CP+2023 カメラ 横浜 ZV-223と、それで撮影しプリントアウトしたもの。スマホに保存したお気に入りの写真や、その場で撮影した写真のプリント体験とプリントしたものを持ち帰ることができる

 人の顔を認識すると自動的に撮影する「PowerShot PICK」も展示されていた。カメラに顔を向ける形だと、なかなか自然な表情を残せないが、PowerShot PICKであれば、いつもの自然な姿を撮れるということでホームユースでの利用が増えているという。最近では、保育園からの引きもあるそうだ。

CP+2023 カメラ 横浜 顔を認識して自動撮影する「PowerShot PICK」(右)。「家族の誰かが撮影役をしなくてもいい」というような触れ込みで登場したと記憶しているが、保育園などでも活用されているとのこと

 人気の秘密は、預かっている子どもの園内での様子を撮影するという業務を、PowerShot PICKに肩代わりしてもらえるからだ。忙しい保育士から「心の余裕ができた」「自然な表情を撮れる」と好評だという。

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