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いち早く第13世代Core i7を搭載したプレミアムモバイルPC「Let's note FV4」の実力を検証する(4/4 ページ)

» 2023年03月13日 13時00分 公開
[マルオマサトITmedia]
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テストでパワフルなパフォーマンスを実証

 ベンチマークテストの結果を掲載する。評価機の構成は、Core i7-1360P、メモリが32GB、メインSSDが512GB(PCI Express 4.0 x4)、グラフィックス機能がCPU内蔵のIntel Iris Xe Graphis、OSがWindows 11 Proという内容だ。

 参考として2022年発売の「Let's note SR3」(Core i5-1235U搭載)と、2018年発売の旧世代PCのスコアも掲載した。

カスタマイズレッツノート Let's note FV4 第13世代Core モバイルPC 14型 アスペクト比3:2 Core i7-1360P テストに利用した評価機のスペック
カスタマイズレッツノート Let's note FV4 第13世代Core モバイルPC 14型 アスペクト比3:2 Core i7-1360P PC設定ユーティリティ」の設定は、特に記載がない限り「標準」で測定している

 CINEBENCH R23のスコアは、CPUスコアが9498pts、CPU(シングルコア)が1906ptsだった。Core i7-1260PのCPUスコアは8500pts前後が相場なので、順当に進化といったところだ。約1kgのノートPCであることを忘れてしまうような水準である。

 他のテストの結果もご覧の通りだ。旧世代を圧倒しているのはもちろん、Core i5モデルとはいえ、2022年モデルのLet's note SRにはっきりした差をつけてリードしており、プレミアムモデルならではの高い性能を実証している。

カスタマイズレッツノート Let's note FV4 第13世代Core モバイルPC 14型 アスペクト比3:2 Core i7-1360P CINEBENCH R23のスコア。1kg強のPCであるということを忘れる高いスコアだ
カスタマイズレッツノート Let's note FV4 第13世代Core モバイルPC 14型 アスペクト比3:2 Core i7-1360P PCMark 10のスコア比較。全項目で比較対象に優っており、スキのない性能を備えていることが分かる
カスタマイズレッツノート Let's note FV4 第13世代Core モバイルPC 14型 アスペクト比3:2 Core i7-1360P バッテリーパックLを使ったPCMark 10/Modern Office Battery Lifeの結果(画面輝度は50%)。残り6%までで約12時間駆動した
カスタマイズレッツノート Let's note FV4 第13世代Core モバイルPC 14型 アスペクト比3:2 Core i7-1360P 3DMarkのスコア比較。こちらも順当に良いスコアだ
カスタマイズレッツノート Let's note FV4 第13世代Core モバイルPC 14型 アスペクト比3:2 Core i7-1360P FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク(1920×1080ピクセル/ノートPC標準/フルスクリーン)のスコア比較

発熱は動作音も静音の部類に入る

 FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマークとシステムの動作音については、PC設定ユーティリティで指定できる「冷却優先」「静音性優先」でもテストしている。

 「冷却優先」というとファンを盛大に回すイメージがあるが、そうではなく、やや負荷に敏感に反応する程度でピークの動作音はほぼ変わらない。周波数ブーストのリミッターをシビアにすることで温度が上がらないようにしているためか、ベンチマークテストのスコアは少し低くなっている。

 静音性優先モードではさらに若干スコアが低下するが、意識しないと分からない程度の音で常時使い続けられる。

 時期的に室温が低いことはあるだろうが、標準でも発熱は全く気にならないし、動作音も静音の部類だが、こういった選択肢が用意されているのはありがたいところだろう。

カスタマイズレッツノート Let's note FV4 第13世代Core モバイルPC 14型 アスペクト比3:2 Core i7-1360P ファンの制御モード別のFINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク(1920×1080ピクセル/ノートPC標準/フルスクリーン)のスコア比較
カスタマイズレッツノート Let's note FV4 第13世代Core モバイルPC 14型 アスペクト比3:2 Core i7-1360P ファンの制御モード別のシステムの動作音。標準でも静音といえるレベルだが、静音性優先なら文句なしに静かだ
カスタマイズレッツノート Let's note FV4 第13世代Core モバイルPC 14型 アスペクト比3:2 Core i7-1360P FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマークのテスト終了直前(開始から約10分後)にFLIR ONEで測定したサーモグラフィー。室温18度の室内でファンの制御モードは「標準」。ヒンジ奥は最大47度だが、パームレストは高くても30度程度に抑えられている

ハイブリッドワークを加速する完成度の高いビジネスノートPC

 Panasonic Store Plusでの直販価格は、37万8400円(税込み、以下同様)からで、評価機の構成だと47万3000円となっている。さすがに最先端の仕様だけに高価だが、標準で保証期間は4年間と長く、水漏れや盗難を含めた4年間特別保証プレミアムも付帯している(最長5年間も選択可能)。

 パフォーマンスやレスポンスだけでなく、先進のワークスタイルにも旧来の資産にも対応できる豊富なインタフェース、柔軟な運用ができるバッテリー/ACアダプターシステム、画面やキーボードのクオリティー、Wi-Fi 6E対応で4G LTEも選べる通信機能、ビデオ会議を快適にするカメラ/サウンド機能まで、ビジネスPCとして全くスキのない製品に仕上がっている。

 ハイブリッドワークを推進する上で、生産性の向上は疑いのないところだ。生産性の向上が収益に直結するような最前線のビジネスシーンでこそ、威力を発揮してくれるだろう。

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