瀬口氏が説明したポイントを踏まえて、今回発表されたゲーミングノートPCを見渡してみよう。
ROG Strixシリーズは、先述の通り「プロeスポーツ向け高性能PC」という位置付けで、ASUSのゲーミングノートPC全体のフラグシップに相当する。今回の新モデルはRyzen 9 7945HXを搭載する「ROG Stirx SCAR 17」「ROG Stirx G17」を用意している。
税込みの希望小売価格はStirx SCAR 17が54万9800円(5月以降発売予定)、Strix G17が28万9800円から(4月中旬発売予定)となる。
ROG Flowシリーズは、ゲーミングノートPCとしては珍しい2in1フォームファクターを採用している。今回はデタッチャブル(キーボード着脱式)の「ROG Flow Z13」と、コンパーチブル(フリップ)タイプの「ROG Flow X13」に新モデルが登場する。
Flow Z13は第13世代Coreプロセッサ(Hシリーズ)を搭載し、Flow X13はRyzen 7040シリーズを備えている。両モデル共にGPUはGeForce RTX 40 Laptopシリーズだが(※1)、別売の外付けGPUユニット「ROG XG Mobile」を用意することでGPUをGeForce RTX 4090 Laptopに“パワーアップ”することも可能だ。
税込みの希望小売価格は、Flow Z13が28万9800円から(3月17日発売)、Flow X13が19万9800円から(5月以降発売予定)、XG Mobile(GeForce RTX 4090 Laptop搭載)が39万9800円(3月下旬発売予定)となる。
(※1)ROG Flow X13のエントリーモデルは独立GPUなし
ROG Zephyrus(ゼフィルス)シリーズは、薄型/軽量とデザイン性を重視するユーザーをメインターゲットとする。今回はデュアルディスプレイが特徴的な「ROG Zephyrus Duo 16」と遊び心を持たせたデザインが特徴的な「ROG Zephyrus G14」に新モデルが登場する。
CPUはZephyrus Duo 16がRyzen 9 7945HX、Zephyrus G14がRyzen 7045シリーズを搭載している。税込みの希望小売価格は、Zephyrus Duo 16が65万9000円(3月13日発売)、Zephyrus G14が18万9800円から(※2)となる。
(※2)エントリー構成は3月17日発売、他の構成は5月以降発売予定
以上がROGシリーズとして発表されたPCの概要だ。各ポイントをマトリックスすると以下のようになる。
今回は、丈夫さを確保しつつ手頃な価格を実現する「TUF Gaming(タフゲーミング)」ブランドのゲーミングノートPCにも新製品が登場する。
「TUF Gaming A16 Advantage Edition」は、Ryzen 9 7940HSとRadeon RX 7600Sを組み合わせた「AMD Advantage」対応モデルだ。今回唯一のRadeon搭載モデルでもある。税込みの希望小売価格は21万4800円となる。
「TUF Gaming A15」はRyzen 9 7940HS、「TUF Gaming F15」はCore i9-13900Hを搭載し、GPUは共にGeForce RTX 4060 Laptopを搭載している。税込みの希望小売価格は、TUF Gaming A15が25万9800円(5月以降発売予定)、TUF Gaming F15が23万9800円(3月下旬発売予定、※3)となる。
(※3)「TUF Gaming F17」を含む発売済みのモデルを入れると、15万9800円から
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