Microsoftは3月21日(現地時間)、4月以降にWindows 10/11向けに提供されている「オプションの非セキュリティ更新プログラム」を毎月第4週にリリースすると明らかにした。
現在、Windows 10/11向けには、毎月第2火曜日(米国時間)にリリースされる月例のセキュリティ更新プログラム(いわゆるBリリース)と、原則として第3週にリリースされていたCリリースと呼ばれる非セキュリティ更新プログラムがあった。
このうち、後者の非セキュリティ更新プログラムは第4週にずれ込むこともあり、この場合はDリリースと呼ばれることもある。今後は、このCリリースとDリリースを「オプションの非セキュリティ更新プログラム」という呼び方に統一するという。
この「オプションの非セキュリティ更新プログラム」は、翌月に導入される月例セキュリティ更新プログラムに含まれているもので、セキュリティ以外の新機能や不具合修正などをひと足早く試すことができる。オプションとある通り、自動でインストールされることはなく、不要であればインストールする必要もない。
Microsoftは3月17日(現地時間)、Windowsの「ピン留め」や「規定のアプリ」の設定に関して、ユーザーが確実に制御でき、かつ開発者が簡単に利用できるようにするAPIを公開する方針を明らかにした。
Windowsでは、アプリのショートカットをタスクバーに配置するピン留め機能があるが、ピン留めするために開発者が個別に実装する必要があった。また、勝手にピン留めされてしまうことについての批判もある。そこで、アプリをピン留めするための新しいAPIを公開する予定だ。
また、このAPIを利用しても勝手にピン留めされてしまうことはなく、ユーザーに通知を行い、ピン留めするかどうかユーザーが制御できるようにする。この他、アプリを規定のアプリに簡単に設定できるよう、アプリ上から設定画面にアクセスできるようになる。
これらの機能は、今後数カ月のうちにWindows InsiderのDevチャネル向けにリリースされる予定だ。Microsoftはファーストパーティー製品が模範を示すことが重要だともしており、新機能が利用可能になり次第、Microsoft Edgeにアップデートを行うとのことだ。
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