税込み10万円以下で買えるモバイルPCを少ない金額でパワーアップ! メモリやストレージを強化して分かったこと(2/3 ページ)

» 2023年04月30日 12時00分 公開
[王深紅ITmedia]
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メモリを8GB→16GBにパワーアップ

 まずはメモリのパワーアップから取り組んでいこう。

 標準構成のメモリ容量は8GB(DDR4-3200/8GB×1)で、BTOでは最大64GB(32GB×2)まで選べる。普段使いでは特にストレスを感じない状態ではあるが、複数のアプリを同時に使ったり、ビデオ会議をしながら作業をしたりする場合はやはり不足だ。

 そこで、1基の空きメモリスロットに8GB(DDR4-3200)のメモリを増設して16GBにパワーアップした。Webブラウザやビデオ会議などもメモリを消費するし、Photoshopなどのクリエイター向けアプリでも効果的で、特にCPU内蔵GPUの本来の性能を発揮させるには、デュアルチャンネルアクセスは劇的だ。価格もAmazonなどでは1枚3000円程度で入手できるなど手頃である。

 もっとも、デスクトップPCなどとは異なり、ノートPCの増設作業は底面のカバーを外したり、内蔵バッテリーの端子を外したりと手間がかかるので、腕に自信がない場合は素直にBTOで購入時に増設しておいた方が無難だ(BTOメニューでは+7700円で16GBを選べる)。

底面のカバーを外したところ。11本のネジを外すことでカバーを取り外せる
空きスロットに8GBのSO-DIMMを装着したところ。標準で装着済みの8GBと合わせて16GBの構成になる

 メモリを16GBにした状態でベンチマークテストを実行したところ、グラフィックス性能を測る3DMark(Time Spy/Fire Strike)やFINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマークでスコアがグンと伸び、PCの総合性能を図るPCMark 10でもEssential(日常操作)などで明らかなスコアの向上が見られた。

 複数のアプリを切り替えて使ったり、ビデオ会議をしながらの作業も快適になったり、やはりハイブリッドワーク時代では最低でもメモリは16GBにしておくのがベターだ、ということが改めて確認できた。

3DMarkのテスト結果。デュアルチャネルアクセスでCPU内蔵GPU本来の性能を引き出せている
FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマークのテスト結果。こちらもスコアが大きく伸びている
PCMark 10のテスト結果
CINEBENCH R23のスコア比較。こちらは誤差範囲内だ
CrystalDiskMark 8(ひよひよ氏・作)のスコア比較

ストレージのSSDを256GB→1TBにパワーアップ

 続いて、ストレージのSSDをパワーアップしよう。

 評価機に装着されていたSSDは、容量256GBのADATA製「SX6000PNP」だった。PCI Express 3.0 x4対応のSSDで、シーケンシャルリードは毎秒2100MB、シーケンシャルライトは毎秒1200MBとなる。これをPCI Express 4.0 x4対応の「Crucial P3 Plus」(1TB)に換装した。

 Crucial P3 Plusは、同社のSSDでミドルレンジに当たるシリーズで、シーケンシャルリードが毎秒5000MB、シーケンシャルライトは毎秒3600MBと、高速なアクセスが可能だ。BTOではより高速なSamsung PM9A1(容量は512GB/1TB/2TB)も指定できる。

Crucial P3 Plus(1TB)のパッケージ。他に500GB/2TB/4TBモデルも用意されている。1TBの価格は実売8500円前後と手頃だ
標準装備の256GB SSDを取り外し、1TBのCrucial P3 Plusを取り付けたところ

 SSDの換装でストレージの容量は4倍になってデータ保存にゆとりが出るだけでなく、ストレージの速度を測るベンチマークテスト(CrystalDiskMark)のスコアも劇的にアップしている。普段使いの体感速度も向上しており、キビキビとした動作を獲得できた。

容量1TBのSSD「Crucial P3 Plus」に換装した状態でのCrystalDiskInfoの画面
Crucial P3 PlusのCrystalDiskMark(ひよひよ氏・作)のスコア。標準装備のSSDに比べ、大きく速度が向上しているのが分かる
PCMark 10のテスト結果。こちらは小幅だがテスト内容により若干の増減がある
3DMarkのテスト結果
FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマークのテスト結果

 最後に、OSをWindows 10からWindows 11にアップグレードして、スコアにどのような変化があるのかを見ていこう。

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