Meta Quest Proをハイブリッドワークで使って見る(前編)(1/3 ページ)

» 2023年05月16日 12時00分 公開
[王深紅ITmedia]
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 Meta(旧Facebook)のVRヘッドセットといえば、「Meta Quest 2」がおなじみだが、その上位モデルとして2022年10月に登場したのが「Meta Quest Pro」だ。発売当初は22万6800円(税込み、以下同様)だった価格も、3月の改訂で15万9500円とグッと下がり、販路も大手ECサイトなどに拡充し、より身近な存在になった。

 ここでは、その概要とハイブリッドワークに適した新たなデバイスとしての可能性を探ってみよう。前編では生まれ変わったMeta Quest Proを見ていく。

Meta Quest Pro facebook VR MR ヘッドセット 「Meta Quest Pro」のパッケージ。ストレージの容量は256GBで、梱包(こんぽう)材を含めて紙製となっている

グッと高級感を増したボディー

 Meta Quest Proはスタンドアローン型のVRヘッドマウントディスプレイで、SocはSnapdragon XR2+、メモリは12GB、ストレージは256GBを搭載する。従来のホワイトカラーからブラックベースになり、シュッとした外観になった。

 ストラップを最も短くした場合のボディーサイズは約196(幅)×265(奥行き)×127(高さ) mm、重量は約722g(実測値は717g)と、Meta Quest 2の約191.5(幅)×295.5(奥行き)×102(高さ) mm、重量は約503gに比べてやや重くなったが、やぼったさはなくなり、デバイスとしての高級感はグッと増した印象だ。

 また、無線通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.2をサポートする。

Meta Quest Pro facebook VR MR ヘッドセット ブラック基調に一新した外観。インサイドアウト方式の6DoF(Degrees of Freedom)はMeta Quest 2と同様だ
Meta Quest Pro facebook VR MR ヘッドセット 左側面から見たところ。こちら側に充電用のUSB Type-C端子とカメラがある
Meta Quest Pro facebook VR MR ヘッドセット 右側面から見たところ。こちらにもカメラとスピーカー用のケーブルがある
Meta Quest Pro facebook VR MR ヘッドセット ヘッドセットの長さ調整は、背面にある「フィット調整ダイヤル」で行う
Meta Quest Pro facebook VR MR ヘッドセット ヘッドレストアは柔らかいシリコン素材だ。内蔵バッテリーはこちら側にあり、着脱は行えない
Meta Quest Pro facebook VR MR ヘッドセット 上部から見たところ。全面のダイヤルは「アイリーフ調整ダイヤル」で、目とレンズの距離を調整できる
Meta Quest Pro facebook VR MR ヘッドセット 下部から見たところ。前面部分のクッションもシリコン素材を使っており、アイリーフ調整ダイヤルにより前後に移動する
Meta Quest Pro facebook VR MR ヘッドセット ボディー左側(装着時は右側)に音量調整ボタンと3.5mmのイヤフォン端子がある
Meta Quest Pro facebook VR MR ヘッドセット ボディー右側(装着時は左側)に電源ボタンと3.5mmのイヤフォン端子、USB Type-C端子がある。充電しながら動作は可能だ
Meta Quest Pro facebook VR MR ヘッドセット ヘッドセットの実測重量は717gと公称値より軽かった
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