HPのPolyブランドから、ビジネス向けをうたうワイヤレスイヤフォン「Voyager Free 60」シリーズが登場する。2022年にHPに買収されたPoly(ポリー)は、もともとビデオ会議ソリューションの大手メーカーだ。Voyager Free 60シリーズにも、3つのマイクで声を三角測量して環境ノイズを除去したり、風切り音などを軽減したりするWindSmart技術を搭載するなど、音声通話やビデオ会議向きの機能が搭載されている。
今回、Voyager Free 60シリーズの最上位モデル「Voyager Free 60+ UC」をお借りしたので、使い勝手などを紹介しよう。
Voyager Free 60シリーズは、「Voyager Free 60」「Voyager Free 60 UC」「Voyager Free 60+ UC」の3モデルが用意される。といっても、3モデルともイヤフォン自体は共通で、充電ケースのみが異なっている。最上位のVoyager Free 60+ UCには、タッチパネル対応のディスプレイを搭載する充電ケースが付属しており、音量調整やANCの設定、ペアリングモードへの移行など、一通りの操作が行えるようになっている。
充電ケースにディスプレイを備えているイヤフォンとしては、以前に紹介した「JBL TOUR PRO 2」があるが、それと同じような印象だ。
カナル型のイヤフォンは、ステムがやや長めながらオーソドックな形状になっている。ステムの先にマイクが内蔵されており、音声を拾いやすいというメリットはありそうだ。IP54の防じん防滴機能もサポートしている。
バッテリー容量は70mAhで、通話時間は約5.5時間(片耳だと約16.5時間)、音楽再生時間は最長24時間(ANCオン時は約8時間)、フル充電は約2時間となっている。また、15分間の充電で最長72分の通話が可能な急速充電もサポートする。
ステムの横に物理ボタンが1つ配置されており、このボタンで再生や停止、着信応答が行える。ステム部分のスワイプでは、音量調整もできる。ボタン操作はカスタマイズできないが、スワイプ操作は専用アプリで曲送り/曲戻しに変更も可能だ。
装着検知に対応しているので、耳から外すとメディアの再生が一時停止する。この場合、装着すれば再生が再開される。また、着信中にイヤフォンを装着すると自動的に着信することもできる。これらの機能は、アプリから無効にすることも可能だ。
早速、利用してみよう。
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